なおぼんが奉公人の男の子を味見するお話。
初めてだという宗太郎のオンナの扱いはひどいものだった。
「痛いちゅーてんねん。ほら見てみい。おちち、赤うなってしもたがな」
「ごめーん」
「もっと、やさしーでけへんか?」
「こ、こうかな」
「ま、ええやろ。あん、そうそう。じょうずえ。ちょっと左手、遊んでるで」
「はい、はい」
もぞもぞと、すり割りをなぞりはじめる。
濡れ出すまでは痛みがあったが、今は、十分である。
「舐めてみるか?」
「え、あ、はい」
両足を左右に思いっきり広げてやった。
鼻が当たるので、くすぐったい。
「べろの広いところを使って、大きく舐めんねん」
「こうですか」
「いちいち聞きな。舌先ををとんがらかせて、お実(さね)をつついてぇ」
べちゃべちゃとことさら音を立てて吸い付いている宗太郎。
まだひげも生えていない。
「ああ、ええわ。そうやでぇ。そこそこ」
なんか奥からじゅわっと湧いてくるような感じがたまらない。
腰が勝手に浮き上がって、宗太郎の顔に押し付けてしまう。
「んぐ、んぐ。苦しいです、姐さん」
「まだまだ、もっと舐めてえな」
「べろがしびれてきました」
「しゃあないなぁ。あんた、舐めたろか」
「え、いいんですか」
まんまるこい目をして、わたいを見つめる。
かあいらしいなぁ。
「こっちにきぃ。あたしが舐めたげよ」
ひざ立ちでいそいそと、筋張った竿をしならせながら、宗太郎が寄ってきた。
わたいは、仰向けにさして、そのまたぐらに顔を持っていった。
「かっちかちやな。若いんやねぇ」
まだ、十五やろ?もうこんなに大きいもんやろか?大人と変わらへんくらいや。
「もう、痛いくらいですぅ」
「ほんま、痛そうや」
べろりと舌を大きく出して、亀さんのウラ筋を舐め上げる。
「ひぃ~」
小娘みたいな声を上げて宗太郎がのけぞる。
ちゃんと剥けきって、なかなかどうして、カリのはっきりした持ち物やった。
「これ入れたら、気持ちええやろねぇ」
あたしは、またがって、蜜壷にその濡れた坊主頭を沿わせてみた。
「ああ、熱い。ええわぁ。宗太郎」
「ね、姐さん」
体重をかけて宗太郎を飲み込もうとするが、きつい。
久しぶりやからな。
だんなも最近は腰をいわしてからめっきり元気がのうなった。
「あつっ、ちょっと痛い」
潤いが足りないと言うわけではないが、宗太郎が大きいのだ。
ぱちっと、弾けるようにアタマが胎内へくぐりぬけてきた。
「き、きつい。ふうう」
あたしは、中ほどで腰を下ろすのを止めた。
でも、宗太郎は下から突き上げようとしてくる。
「ちょ、ちょっと、待ち」
「え?あきませんか」
「あんたの、おっきすぎるわ。裂けてしまうがな」
少し間をおいて、また挑む。
今度は最後まで飲み込んだ。
しかし、抜き差しならぬ状態とはこのことだと思った。
「うご・・かしな・・て」
「はい」
自分から動くしかなかった。
幸い、緊張は解けはじめ、弛緩してきていた。
蹲踞(そんきょ)の姿勢のまま、あたしは宗太郎に乗って船出した。
ずんずんと腰を入れ、入れたまま尻を回す。
宗太郎という舟をを漕いでいるように。
「ああん。ええわぁ」
「姐さん、気持ちええです。たまらんです」
「そうかぁ。口を吸うたろ」
そう言って、この日のために紅を引いた唇を薄い宗太郎の唇に合わせた。
「もぐ、むぐ、むん」
自慢やないけど、わたいの舌は長い。
宗太郎の歯茎を嘗め尽くすくらい奥まで届いている。
「おわっ、あう、もう」
宗太郎が息苦しくなって、顔を背けた。
「うふふ、宗太郎、どうや?おなごの味は」
余裕を見せてそう聞いてやった。
「もう、逝きそうです。姐さん」
「逝ってもええよ。ほなら、ワン公みたいに後ろからやってくれるか?」
そうして、あたしはうつぶせになり、尻だけを上げて宗太郎に突かせた。
「うあっ、おしりの穴が丸見えですやん」
「間違いなや、入れるとこ」
「わかってま・・す・て。あれ?見にくいな、ここかぁ」
「そ、そこ、指でひらげて、入れてごらん」
胎内の強い拡張感があった。
めりめりと宗太郎が入ってきて、臓腑を突き破りそうだった。
「ああ、気持ちええ。姐さんのおめこ」
「突いてぇ」
「ほな、いきますよ」
バンバンと肉の当たる重い音が四畳半に響いた。
「あ、あっ、宗太郎ぉ。もう、あかん、壊れる」
「うっ、きついです。逝きます、逝きます」
「ああ~ん」
体の奥に熱いシブキを感じてあたしは突っ伏した。
こうして、宗太郎の筆おろしは、無事に終わった。
「あんたを、娘のカヨと見合わせるのはおしいな・・・」
「姐さん・・・」
汗にまみれた、宗太郎と二人で、溶けるように寝てしまった。