気ままな一人旅でラブ(二)


1文字数:1971

 昨晩は黒石温泉で偶然出会ったK子(42)と楽しんだが、今日はそのK子とは名残惜しいがお別れしてまた一人旅の再開である。黒石から394号線を北上し八甲田に着いたので、ロープウェイで上にあがってみると散策コースがあったのでプラプラしてみた。平日ということもあって非常に空いていた。くるっと散歩してロープウェイに戻る途中で一人の女性がリュックを背負い足を引きずるように歩いている。追い抜いて振り返り彼女を見ると顔をしかめているので「どうしたの?大丈夫?」と声をかけた。『さっきあそこの岩場で滑って足を捻ってしまって』あれま若い!美人だ!すぐ近くにベンチ風の腰掛けられる場所があったのでそこまでエスコートし腰を下ろす。どうやら右足を捻って捻挫したのではなかろうか。
彼女は靴を脱ぎ足を見ると確かに右足首周辺が腫れている。「ロープウェイ駅まで肩貸しましょう、年寄りで頼りないかもしれないけど」『すみません、助かります』私が彼女のリュックを背負い駅までの道のりを左手で彼女の腰を軽く支え、彼女は私の左肩に手をかけて歩く。駅に着いて待ち時間が10分ほどあったので色々話をしたが、彼女は一人でこれから北海道へ向かう途中だという。「えっ、じゃこれからフェリーの予定?」『そうですバスで青森へ行くつもりです』「私と一緒だ、どこから来たの?」『神奈川です』「私と一緒、どこ」『〇倉〇です』「ひぇ、近くだよ私△山から」『お近くですね』「お近づきになってしまったね」ゴンドラが来たので乗り込んで山麓駅までの間「私はSです」『Mです、本当にありがとうございました』「良かったら私の車に乗っていけばいいよ、足も痛むだろうし悪化しないように」『う~ん、でもご迷惑に』「気にしないで」山麓駅に着き、私は少し強引かと思ったが彼女のリュックを背負ったまま愛車に引っ張っていき、彼女のリュックをフロントトランクに入れて隣にMを乗せて心ウキウキ青森市内へ、フェリーは夜の便なので夕食を彼女とともにして、近所の酒屋でお酒を買ってフェリーに乗り込んだ。Mもお酒は好きだというので「じゃぁネンザ女に乾杯」『へへ、すみません』「ということは明日からMの予定は?」『行き当たりばったりでスケジュールがキッチリしてるわけじゃないんです』「結構大胆だね、宿は?」『〇〇函館です』「また同じだよ、車はレンタカーを借りる予定なの?」『車はそのつもりですけど』「明朝は念のため病院で足を診てもらいなよ、送っていくから、なんならこのまま私のレンタカーに乗って一緒にまわろうよ」『・・・』適当な時間におやすみなさい。
 早朝に港に着いたので時間つぶしに車でフラフラしてから、彼女を病院へ送り、電話番号を交換して私は暇つぶしで近くのパチ屋へ。二千円も使わないうちに大当たり!!5箱も出たところで終了したら、彼女から今会計中ですと連絡あり病院へUターン。やはり捻挫しているそうで湿布薬やら何やらたくさんの薬をもらってきている。その後は観光名所をまわりホテルにチェックイン。夕食はすぐ近くの飲食店で乾杯、もう彼女もニコニコ顔で多少痛みも引いてきたという。
 それぞれ部屋にシャワーを浴び、その後私の部屋で明日以降のザックリ予定を打ち合わせ。浴衣の合わせ目から時折ふっくらした谷間が見える。Mは自ら『・・・私3年前にバツイチで今36歳です・・・』「やっぱり若いなぁ、私の子供と同じ位だもんなぁ」『お若く見えますよ』「Mみたいに若くて奇麗な人と出会って若返った」『この部屋広いですね』「この和洋室しか空いてなかったんだよ、良かったらこの部屋に来ちゃえば」話しながらMとの距離が近づき浴衣の胸のふくらみを掴みキスをした。Mは応じてくれた。もうそれからは上になったり下になったり、Mのおマンコも私のチンポも愛液まみれとなりジュボジュボ、グチュグチャ、チュパチュパ音が響き渡り、Mの喘ぎ声が『すごい!』『奥まで届いてるは』『アァ~、逝く逝く』Mは何度も喜んでくれ最後は私もMのおなかの上に射精した。
 翌朝Mは『なんだか恥ずかしい、でもあんなの初めて、逝くというのを初めて経験したわ、別れた旦那はいつも一人で先に逝っちゃうし、Sさんのに比べると細くて小さかった』「俺もMから若いエキスをもらって元気が出てくるよ」と起き抜けに一発して二人で喘ぎ、Mはスッキリ顔で私はゲッソリ顔で朝市に向かうのであった。それにしてもこの年になってこんな夢のようなことが連続するなんて。もうMを最後の彼女にして少し落ち着くかな。
 今日は洞爺湖に、明日は富良野へ、明後日は釧路へ、次はウトロへその先は決めていないが自分でも予定していなかった一昨日の黒石でのK子との体験といい、ネンザ女Mとの出会いといいフラフラ(体も)旅の始まりです。

 

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続き:  気ままな一人旅でラブ(三)

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