「セックスレス亡国論」、読んでいます。
とってもおもしろいです。
そのうち、感想を書きたいと思います。
この本の中に、万葉集の話題が出ます。
昔の日本人がどれほどおおらかだったか、という話です。
そんな歌を万葉集から探してみました。
歌垣をテーマにしたものです。
現代語に訳してあります。
「鷲が住んでいるという筑波の山の川のほとりで、
男と女みんな呼び合って、歌い合って、セックスをしよう。
私も人妻とやるから、君も私の妻を抱いてやってくれ。
神が許してくれている。今日ばかりは私のいとしい人も目をつぶってほしい。
さあ、何も言わずにみんなでセックスをしよう。」
原文は
「筑波嶺に登りてかがひする日よめる歌
鷲の住む 筑波の山の 裳羽服津もはきつの その津の上に 率あどもひて 未通女をとめ壮士をとこの 行きつどひ かがふかがひに 人妻に 我も交まじはらむ 我が妻に 人も言こと問へ この山を 領うしはく神の 昔より 禁いさめぬわざぞ 今日のみは めぐしもな見そ 事も咎とがむな(万葉集9-1759)」
です。
歌垣~万葉集から
36文字数:487
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