10年ぶりに、僕は遠くに海を臨む被災地に帰ってきた。
当時君と住んでたアパートは、被災して取り壊されたからもう残ってないし、復興して風景もすっかり変わった。
結婚するつもりで2LDKのアパート借りて、部屋で料理したり夢語ったりしたっけな。
あの震災が無けりゃ、結婚してたよな。
それぞれの荷物運びだして、君は被災してない故郷へ去っていった。
僕は支店が被災しちゃって営業不能だったから、暫くホテル住まいして支店の後始末して、県庁所在地の本社へ転勤した。
ここにもう一度、営業所から立ち上げるために、僕は帰ってはきたけど、君は何処にもいないんだな・・・
僕も結婚したけど、君も結婚しただろうな・・・
色々と君のことを思い出すよ・・・
君は、気品溢れる端麗な容姿が、とても美しかったな。
付き合えるなんて信じられなかったよ。
その清楚な容姿からは想像もつかない、被虐体質だった。
僕に小振りな秘唇を拡げられて、視姦羞恥の愛液を流したよね。
クンニされると、一見無垢そうな柔肌の秘裂から、甘い愛液が垂れてきたよ。
充血して赤く熱した秘唇が執拗な愛撫に蕩け出し、生一物を挿入されると、亀頭で子宮口をくすぐられ気を遣ってた。
一度逝った身体は敏感になって、何度も逝き果ててた。
欲情して逝かされ続け、耽溺して意識は朦朧、普段の君じゃなかったよ。
最後に会話を交わしてからもう10年以上・・・
この前、君は夢に現れた。
街で君を見つけ、追いかけたけど、なぜか君は凄い勢いで去って行って追い付けなかった。
もどかしく、悔しい夢だった。
でも、ここに戻ってきたら、君との思い出の風景は無くなってて、時の流れを感じた。
ああ、もう大丈夫だ、君の事は思い出に出来そうだと思えた。
君が今何してるのか、元気でいるのかは気にはなるけれど、あの頃の感情とは違う。
もう、あの頃には戻れないから・・・