「え? 良いの? 本当に?」
弘幸は、ビックリした顔で言う。妻のゆり子は、
『うん。少し興味もあるし、弘幸さん、ずっと前から興味あったんでしょ?』
と、少し笑いながら言う。その顔は、怒っているわけでもなく、軽蔑しているような感じもない。弘幸は、自分で言い出したことながら、3Pをしてみたいという提案に対して、ゆり子がこんな反応をするとは思ってもいなかった。沢山用意していた説得の言葉や言い訳の言葉も宙に浮き、言いよどむ彼。
「どうして知ってるの?」
弘幸は、なんとか言葉を絞り出す。
『だって、そんな動画ばっかり見てるでしょ。ちゃんと、履歴は消しとかないと』
ゆり子は、笑顔で言う。いたずらを見つけた母親のような顔になっている。実際、ゆり子は2人の子供の母親だ。二人とも小学校に上がり、多少は子育ても落ち着いてきたこの頃だ。
ただ、立て続けに妊娠出産をしたことで、完全にセックスレスになっていた。ゆり子自身も、なんとなく欲求不満を感じていたこともあり、気がつくとさっきのような返答をしていた。
弘幸は、頭をポリポリと掻きながら、ゴメンと謝る。そして、話をごまかすように、相手に関して何か条件はあるのかと質問した。
『そうね……。どうせだったら、アレが大きい人が良いかな? それと、すぐにイッちゃわない人』
ゆり子は、からかうような口調で言う。弘幸は、早漏の自分に対する皮肉ととらえ、また謝った。
『楽しみだね』
ゆり子は、小悪魔っぽい笑みを浮かべつつ、弘幸にそんな風に言った。
そして、二人で相手の選定を始めた。色々と調べ、そういう相手を募集するネット掲示板があることを知った。二人は早速募集をかけてみた。すると、驚くほどの募集があり、
『こんなにメッセージ来るんだね。こんなおばちゃん相手でも、良いのかな?』
ゆり子は、メッセージの多さに驚きながら言う。ゆり子は、もう30半ばだ。若いとは言えない年齢になってきている。本人も自覚はあるようだが、彼女の見た目は若々しいと言える。
元々童顔で背が低いこともあり、若いと言うよりは、幼い印象がある。東北出身と言うこともあって、肌も白くてきめが細かい。
メッセージの中には、男性器を写したものも多い。条件に、巨根の男性と書いたこともあり、そんなメッセージが増えたのだと思う。
『すごいね。こんなに形が違うんだ……。こんな大きいの、見たことない。本物かな? 画像修正してるのかな?』
ゆり子は、最初は恥ずかしそうにして画像をまともに見れない感じだったが、今はじっくりと吟味するように見ている。
弘幸は、他人のペニス真剣に見ているゆり子に、ドキドキしていた。嫉妬みたいな感情と、突き上げてくる興奮。弘幸は、なぜか自分が勃起するのを感じていた。
『これなんか、すごいね。ほら、缶コーヒーと並べてる』
ゆり子は、一枚の画像に驚きの声を漏らす。それは、缶コーヒーのロング感と並べて写している写真だった。太さも長さも、ほとんどそれと変わらないペニス。血管がうねうねとうねり、カリ首も強烈に張り出している。とても人体には見えず、大人のオモチャのようなフォルムだ。
『こんなの入れられたら、どうなっちゃうんだろう……』
ゆり子は、不安と好奇心が入り交じったような顔になっている。そして、その言葉を聞いた弘幸は、自分が射精しそうなほど興奮していることに気がついた。
そして、弘幸の強いプッシュもあり、相手はこの男性に決まった。缶コーヒーの男性は、まだ20代の若者で、なかなかのイケメンさんだった。こういう経験も豊富だそうで、自分の彼女を他人に抱かせたりもしているとのことだ。
何度かメッセージをやりとりし、その日は訪れた。子供達が実家に泊まりに行った日の夕方、待ち合わせ場所に車を走らせる二人。
『どうしよう。なんか、ドキドキしてきた』
ゆり子は、本当に緊張しているような顔で言う。弘幸も、昨日の夜から緊張してあまり眠れずにいた。
『やめたくなったら、やめても良いんだよね?』
ゆり子は、不安そうな顔で言う。弘幸は、もちろんだよと答えた。そして、缶コーヒーの若者、隆史と合流した。
「初めまして! 隆史です。今日は、よろしくお願いします』
彼はそう言うと、さっさと後部座席に乗り込んだ。慣れた動きだ。そして、
「奥さんも、後ろへ来て下さいよ。自己紹介とかしたいです」
と、言った。ゆり子は、困った顔で弘幸の顔を見る。弘幸は、すぐにうなずく。すると、ゆり子はドアを開けて外に出て、後部座席に乗り込んだ。
「ホント、綺麗な奥さんですね。お子さん二人いるって、マジですか? とても見えないです」
隆史は、本当に慣れた感じだ。こういった経験が、本当に豊富のようだ。
『ありがとう。でも、恥ずかしいわ。こんなおばちゃん相手で、良いかしら?』
ゆり子は、恥ずかしそうに言う。
「なに言ってるんですか。良いに決まってます。メチャクチャ美人でこっちが緊張しちゃいます」
彼は、終始ゆり子を褒め続ける。ゆり子は、社交辞令とかお世辞だとは思いながらも、嬉しそうな顔になっている。
そして、車は走り出した。目指すのは、3人で入れるラブホテルだ。弘幸は、今後の展開にドキドキしながらも、慎重に車を走らせる。
『んっ、ん、うぅ』
突然聞こえてきたゆり子のうめき声に、慌ててバックミラーを覗く弘幸。ミラーの角度を下向きに調整すると、両手で胸を揉まれているゆり子が見えた。隆史は、車が動き出すと同時に、ゆり子の胸を揉み始めていた。ゆり子は、驚いて抵抗しようとしたが、夫に知られるのがイヤで、結局何も抵抗が出来ないでいた。
隆史は、そのままゆり子の胸を揉み続け、ブラを少しずらして乳首を刺激し始めていた。ニットの上からでも、乳首を触られたことで声が漏れてしまったゆり子……。慌てて声を我慢しようとするが、隆史の乳首への刺激が的確すぎて、一気に快感にとらわれてしまう。
『んっ、んぅ、うっ、ふぅ……』
ゆり子は、声を我慢し続ける。でも、吐息やうめき声に甘いものが混じり始めている。弘幸は、バックミラーをチラチラ見ながら、なんとか車を走らせる。すると、交通量の多い道路に入り、バックミラーを見る余裕が少なくなってきた。
弘幸は、徐々に大きくなるゆり子の声を背に、車を走らせ続ける。ゆり子の声は、ほとんどあえぎ声のレベルにまで大きくなってきている。
『あっ、ダ、ダメっ、うぅあっ』
ゆり子は、思わず声が漏れる。弘幸は、信号で停止したこともあり、バックミラーを注視する。すると、ゆり子のサマーニットは大きく上にまくれ上がり、ブラジャーのカップがズレて丸見えの胸が見えてしまった。
直接指で乳首を触られているゆり子……。周りには、他の車もある。そんな中で、おっぱいを丸出しにして触られているゆり子……。弘幸はあまりの状況に、声が出てこない。ただ、異常なほどペニスがいきり立ち、射精感すら湧いているような状況だ。
すると、車が流れ出す。慌てて前方に視線を戻し、車を走らせる弘幸。ゆり子は、
『あっ、アンッ、ダメぇ、うぅっ、声出ちゃうっ、イヤァ、あんっ、あぁんっ』
と、あえぎ声を漏らしながら責められ続けている。すると、ラブホテルに到着した。車を停めて後ろを向く弘幸。すると、すでに服を戻して何事もなかったようにしているゆり子が見えた。ゆり子は、少し恥ずかしそうな顔で、
『もう着いたんだね。早かったね』
と、ごまかすような感じで言う。弘幸は、ゆり子の頬が赤くなっていることと、少し息遣いが荒いことに興奮してしまっていた。
「じゃあ、部屋入りましょうか」
隆史は、何事もなかったように声をかける。そして、さっさとホテルに入っていく。慌てて後を追う二人。すぐにチェックインをして、部屋に入った。ゆり子は、すぐにソファに腰掛ける。隆史は、冷蔵庫から缶ビールを取り出してプルタブを開け、ゆり子に渡す。ゆり子は、とりあえず一口飲み、背もたれにもたれる。
「平気ですか?」
声をかける隆史。
『う、うん。ちょっと、驚いただけよ。いきなりあんなことするんだもん』
ゆり子は、そんな風に言う。でも、とくに怒っているような雰囲気はない。
「だって、ゆり子さん魅力的すぎるから。早速始めちゃいましょうよ」
隆史は、上半身裸になりながら言う。
『ま、待って。シャワー浴びないと』
慌てるゆり子。すると、隆史は、
「一緒に入りましょうよ。その方が、手っ取り早いですって」
と、言いながらゆり子の手を掴んで浴室に引っ張っていく。
『ちょ、ちょっと、もう……』
ゆり子は、押し切られた形で連れて行かれる。取り残された弘幸は、呆然とソファに座る。そして、少しすると、弘幸は気になって立ち上がる。そして、浴室の方に移動する。浴室は、ラブホテルによくあるタイプの、部屋から丸見えになっているタイプのものだった。
弘幸は、シャワーのところでフェラチオしているゆり子を見つけ、心臓が止まりそうなほど驚いた。ゆり子は、ロング缶ほどあるペニスを、舐め回している。舌で根元から舐め上げ、カリ首回りを舐めている。
弘幸は、愛する妻が初対面の男性のペニスを舐めている姿に、強い衝撃を受けていた。ゆり子は、ぎこちないながらも、必死で舐めている。その顔は、どことなく興奮しているようにも見える。