1812年、フランス皇帝ナポレオンは60万の大軍を率いてロシアに進攻、モスクワを目指します。
ロシア軍はクツゾフ将軍、バルクライ将軍が必死に食い止めようと抵抗しますが無敵の強力なフランス陸軍には敵わず敗退を続けます。
フランス正規陸軍は軍規も厳しく、略奪などはありませんが新編成のフランス第9軍はならず者や犯罪者も混じり、行く先々で略奪や暴行、強姦の限りを尽くしました。
アルメニアの羊飼いの少年サーシャは12才、村一番の美少年で日曜日には教会で聖歌を歌う少年聖歌隊に属していました。
その日、あちこちで爆発音が響き、村人は家財を荷車に積んで避難を始めます。
「どうしたんです?何かあったの?」
「ああ、サーシャ、フランス兵が来たのよ、恐ろしいフランス兵が」
「サーシャも逃げなさい、あいつらは女や子どもでも容赦ないから」
「僕は羊飼いだし、大丈夫だよ、羊たちと森に隠れるから」
村人たちは慌てて逃げちりました。
すぐに後を追うように華やかなフランス騎兵が煙をあげて走り抜けます。
サーシャは数百頭の羊を森に導いて、安全な谷間に隠します。
そして飲み水を汲みに森の外れの小さな川に向かいました。
すると激しい悲鳴と怒鳴り声が響きます。
慌てて身を隠し、様子を伺うと数十人のフランス兵が1団の住民たちを囲み、サーシャの近くの空き地に連れて来ました。
この近くの村人に間違いありません。
やがてフランス兵は村人から荷物や食料を奪い、大人の男女は全て後ろ手に縛り、川の岸辺に並べました。
そして一斉射撃、白煙があがり、全員が血まみれになって倒れます。
「次!」
フランス兵は縛りあげた村人たちを次々と射殺していきます。
残された子どもはひとかたまりにされ、小さな子どもは引き出され、川岸に寝かされ、銃剣で刺し殺されました。
「オーッ」「アーッ」
子どもたちから絶望的な悲鳴が上がります。
子どもといっても少年少女、みな10才ほどの子どもです。
「.......」
フランス兵が何か命令し、生き残った10人ほどの子どもは引き立てられて川向こうの芝生まで連れられました。
そして男の子、女の子半分ほどの子どもたちは芝生の真ん中で全員服を脱がされ、素っ裸にされます。
同時に数十人のフランス兵も裸になり、小さな子どもたちに襲いかかります。
甲高い悲鳴、泣き叫ぶ声が響きます。
全ての子どもたちは押し倒され、それぞれ数人の男たちに押さえつけられて輪姦されてしまいます。
「嫌ッ、嫌ッ」
「止めてッ、許して」
泣き叫ぶ悲鳴があちこちからあがり、やがて激しい泣き声に変わり、野卑な男たちの笑い声や怒鳴り声が響きます。
「大変だ、どうしよう」
隠れたサーシャは恐ろしさに震え、見つからないように身を潜ませて一部始終を見つめます。
可哀想な女の子も男の子も素っ裸にされ、両手両足を押さえつけられて輪姦されています。
もう大きな悲鳴はなく、すすり泣きがもれるだけになりました。
輪姦が始まってから数時間、まだまだ残虐な輪姦は続きます。
ドッと笑い声が響きました。
抵抗した少女が暴れて、喉を掻き切られたらしく真っ赤な血しぶきが飛び散りました。
素っ裸のフランス兵3人が真っ白な少女の裸の死体を引きずって川岸に運んで来ました。
毛むくじゃらの体格の良いフランス兵が何か叫び、冷たい少女の裸の死体に重なりました。
少女の首は半分切られ、まだ赤い血が流れています。
少女の下腹部も血まみれで輪姦がいかに残虐だったか明らかです。
野卑なフランス兵はさらに死体姦を楽しんだのです。
代わる代わる3人のフランス兵は小さな裸の少女の死体を犯します。
そしてピューッと呼子が鳴り響き、フランス兵たちはしぶしぶ立ち上がり、少女の死体はそのままに服を着て立ち去りました。
サーシャはしばらくは身を潜め、やがてそっと犠牲者のもとに近寄りました。
ほとんどの少年少女は息があり、みな裸の身体の下腹部は血まみれになっていました。
「大丈夫?」
まだ10才にも満たない男の子が倒れていて、そのお尻は血で真っ赤になっています。
可哀想に輪姦された少年の肛門はみな裂けて、血まみれになり、地面にも血溜まりが出来ています。
「お願い、助けて」
金髪の男の子がすがりつきます。
「ああ、助けるよ、頑張ってな」
サーシャは川に戻り上着を脱いで水で濡らし、倒れて血まみれの子どもたちを介抱していきます。
突然銃声がして、たくさんの男たちが駆け寄りました。
フランス軍に属する民間の労務者たちだったのです。
10人ほどの恐ろしい男たちに囲まれたサーシャ、もう絶対絶命です。
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ナポレオンのロシア遠征と大虐殺
15文字数:1905
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