銭湯には同学年の女子が


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母親とよく銭湯に行き女湯に入っていたが小3の終わりごろだった。
浴室に入ると、前に同じクラスだった同学年の女子が湯槽にいるのがわかったので、母親の後ろに隠れて洗い場にすわった。
その子が俺の後ろを通る時に割れ目がちょうど目の高さに入った。
その子はあわてて湯槽に戻った。
今度は俺が入る時に見られているようで恥ずかしかった。
俺らが帰るまでその子は湯槽から出ることはなかった。
帰り道、のぼせて倒れたのではないかと心配していて、女湯に入ったのはその時が最後だった。
   
その後同じクラスになることはなく話すこともなかったが、時々会うと微笑みを返してくれているようにも見え、勝手な解釈かもしれないが「これからも仲良くしようね」と取っていた。

 

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