夫のEDを直すために、頑張りすぎるお隣の奥さん


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 大学進学で、琵琶湖の近くの街に引っ越すことになった。最終的に大学を決めるのにかなり迷ってしまったせいで、実質1日で部屋を決めなければいけない状況だった。
 先行して資料を取り寄せて母と色々見ていて、寮のようなマンションが多いことがわかった。家賃としては、3~5万円と一般のマンションよりは安いが、同じ大学の生徒ばかりと一緒に住むことや、ギュウギュウ詰めみたいな間取りの所で暮らすことに、ため息が出ていた。
 ただ、私立大学でただでさえお金がかかるので、なるべく安い寮にしようと思っていた。だいたい絞り込んで、親父に話した時、
「へぇ、今どきの寮はこんな感じなんだ。オートロックなんて、いるのか? 別に、5万くらいなら寮じゃなくても良いんだぞ。古めの一戸建てとかも見てみたらどうだ?」
 と、言われた。

 一戸建て? 全くイメージになかった。一戸建てを借りる? でも、メチャクチャ高いのでは? と思いながら検索すると、意外なほどあった。もちろん、築年数はかなり古い。でも、4LDKなんかもあり、広さは充分だ。考えてみれば、新しい狭いマンションで暮らすよりも、古くてボロい感じの一戸建てで暮らす方が楽しそうだと思った。
 そして、必死で探し、5万で借りられる一戸建てを見つけた。それは、かなり条件が良く、主要駅から徒歩10分かからない。自転車が置けるどころか、軽自動車まで置けるスペースがある。バイクも自転車も置き放題……寮みたいなマンションは、自転車を置くにも許可制で登録しないといけないし、1台こっきりだ。バイクや車なんて、とんでもないという感じばかりだ。

 そして、想像もしていなかった一人暮らしが始まった。見た感じ、長屋みたいな一戸建てだが、隣接しているのは左隣だけだ。壁の一部は共有している感じだが、間取り的に押し入れ同士みたいな感じだ。音もたいして気にならない。
 最高だった。古いが、ちゃんとリフォームもしてある。エアコンもちゃんとついているし、追い焚きまで出来る。何よりも、ガスのデカいコンロまでついていて、自炊がはかどりそうだ。
 親父はかなり個性が強い人間なので、俺がこんな風に変わった物件に住むことにメチャクチャ喜んでくれている。色々な物を買ってくれて、冷蔵庫やテレビ、洗濯機やソファまで買ってくれた。ただでさえお金がかかっているので申し訳ない気持ちになるが、ますます勉強を頑張る気持ちになった。

 そして、壁を共有しているお隣さんは若い夫婦だった。旦那の直太朗さんは、30歳くらいの人の良さそうなタイプだ。奥さんの桃子さんは、見た感じは女子大生みたいだが、旦那さんと同じくらいの歳だと思う。
 お隣の方が少し間口が広いので、軽自動車ではなく普通の小型車が置けている。たぶん、家賃も僕のよりは高いのだと思う。
 最初に挨拶をした時、奥さんの桃子さんに見とれてしまった。抜けるような白い肌と、真っ黒なロングの髪。それだけでも目を引くくらいだったが、顔が可愛らしいと思った。小さな顔に、大きな目。垂れ目みたいな感じで、いわゆるたぬき顔というのだろうか? 本当に可愛らしい顔をしている。真っ白な八重歯も可愛らしい。
「一人暮らしなのね。何か困ったことがあったら、遠慮なく言ってね」
 優しい言葉をかけてくれた桃子さん、直太朗さんも、ニコニコと笑顔で話してくれた。良いお隣さんで良かったなと思いながらも、桃子さんのことが気になってしまった。なかなかお目にかからないくらいに、綺麗で可愛らしい人だった。ますます新生活が楽しくなったなと思いながら、彼女の真っ白でほどよい肉付きの太ももを思い出していた。

 新しい生活は、想像上に忙しかった。大学関係のこと、バイトを探すこと、自分で全ての家事をすることなどなど、思っていた以上に色々あった。実家で暮らしている時は、全て母親にやって貰っていたんだなと、今さら感謝をしながら忙しく日々を過ごしていた。
「いってらっしゃい。気をつけてね」
 自転車で大学に向かう僕に、優しく挨拶をしてくれる桃子さん。ゴミ出しや植木に水やりなんかで、よく顔を合わせる。直太朗さんはけっこう早く家を出るが、桃子さんは昼前にパートに行っているみたいだ。
 今日は、日差しも強くてかなり温度も高い。それでも、桃子さんは長袖を着ている。帽子も、ツバの大きな麦わら帽子みたいなタイプだ。たぶん、日焼けに敏感なのだと思う。
「そうなの。すぐ真っ赤になっちゃうの。色が白いでしょ? 色素が薄いみたいで紫外線に弱いのよね。真っ黒に日焼けしてギャルみたいになりたいのに、出来ないの」
 桃子さんは、冗談とも本気ともつかないことを言う。僕は、真っ白な桃子さんはとても綺麗だと思いますと伝えた。
「フフ、ありがとう。最近、そんな風に褒められたことないわ。嬉しい」
 桃子さんは、無邪気な笑みを浮かべている。ドキッとしてしまうような笑顔だ。そして、長袖とはいえ生地が薄いので、胸の膨らみが気になってしまう。巨乳! という感じではないが、それなりのボリュームがある。身長が160センチそこそこくらいなので、より大きく見えているのかもしれない。
 僕は、慌てて視線を桃子さんの顔に戻しながら、本当に可愛いですと伝えた。
「フフ、キミもカッコいいわよ」
 桃子さんは、優しい笑みを浮かべながら言ってくれた。朝から、とても幸せな気持ちになった。

 忙しい毎日で、桃子さんとのちょっとした会話が楽しみになっていた。そんなある日、二階の寝室で寝ようとしていると、かすかにあえぎ声のようなものが聞こえてきた。初めての経験に、一瞬なにかわからなかった。エロ動画が流れっぱなしになっているのかと思って、慌ててノートパソコンを見たりした。
 でも、壁の向こうから聞こえてくることがわかった。慌てて壁際に移動して耳を澄ませると、やっぱりあえぎ声だ。と言っても、アダルトビデオみたいにアンアン叫んでいる感じではなく、かすかに聞こえてくる程度の音量だ。
 それでも、驚くくらいに興奮してしまった。憧れの桃子さんのあえぎ声? アダルトビデオの音声とかではないのは間違いないと思う。夫婦なので、当然セックスはすると思う。でも、暮らし初めて1ヶ月くらい経つが、初めてのことだ。

 壁に耳をつけようとしたが、この壁は隣と接しているわけではない。押し入れの襖をそっと開けると、さっきよりも明瞭に聞こえる。でも、会話が聞こえてくるほどではない。それでも僕は、すぐにオナニーを始めてしまった。
 あの桃子さんが、セックスをしている……そう思うだけで、一気に射精感が高まる。
「ゴ、ゴメン、もう……」
 直太朗さんの謝る声が聞こえてきた。焦っているような声だ。
「ダ、ダメっ、まだっ」
 桃子さんの焦ったような声が響く。
「うぅっ」
 うめく直太朗さん……そして、なにも聞こえなくなった。かすかになにか話しているような感じはするが、集中しても聞こえない。僕は、夢中でオナニーを続けた。桃子さんの太ももを思い出しながら、メチャクチャに激しくしごいた。そして、自分でも呆れるほどあっけなく射精してしまった……。

 桃子さんをおかずにしたことに、罪悪感を感じてしまった。でも、本当に興奮した。アダルトビデオや同人漫画を見た時とは、まったく違う種類の興奮に感じる。いつもは遅漏気味の僕なのに、驚くほど早漏になるほどだった。
 そして、この日からより桃子さんを意識するようになってしまった。朝挨拶をしながらも、セックスをしている彼女を想像してしまう。童貞の僕なので、より妄想が大きくなるのだと思う。僕は、積極的に会話をするようにした。今までは、挨拶されて返す程度だったが、色々自分からも話すようにしていった。
 7月に入ると、暑さも増して桃子さんも薄着になってきた。ショートパンツにTシャツというラフな格好が眩しい。日焼け平気ですか? と聞くと、
「ちゃんとUVカットしてるから平気よ。さすがに暑いもん」
 そう言って、Tシャツの裾をパタパタと仰ぐように動かす彼女。ヘソがチラッと見えて、思わず凝視してしまう。
「学校はもう慣れた?」
 桃子さんに聞かれて、すぐにうなずいた。こんな会話をしている間も、どうしても太ももを見てしまう。今まで自分でも自覚がなかったことだが、僕は太ももフェチみたいだ。
「私、高卒だから大学ってなんか憧れちゃうのよね。学食とか、凄いんでしょ?」
 桃子さんが、可愛らしい口調で聞いてくる。無邪気なものだ。僕は、
「一緒に行きますか? 学食、朝も食べれるし、今からどうです?」
 と、グイグイと迫ってしまった。社交辞令でもなんでもなく、本気で誘った。桃子さんと、もっと近づきたい一心だ。

「え? 良いの? 部外者でも平気なの?」
 桃子さんは、意外なほど乗り気だ。そして、本当に行くことになった。桃子さんは、慌てて着替えてきた。
「ゴメンね、すっぴんで……母親と生徒って感じになっちゃうよね?」
 桃子さんは、そんなことを気にしている。正直、すっぴんだと言うことに驚いた。大学生になってから気がついたことだが、女の子はけっこうしっかりメイクしている。こんなことを言うとダメだとは思うが、みんな意外に肌が汚い。
 でも、桃子さんのすっぴん顔は、メチャクチャ滑らかで透明感まで感じる。色白というのは、それだけで強い武器なんだなとわかった。

 桃子さんは、膝丈のスカートとブラウスで、清楚を絵に描いたようなスタイルだ。いくらなんでも、可愛すぎるだろ……そんなことを思ってしまうくらいに可愛い。
 彼女が30歳だなんて、誰も気がつかないし思わないと思う。そして、緊張気味の彼女と大学を目指した。桃子さんは電動アシストのママチャリだ。こんな風に、二人でサイクリングみたいな事をしていることに、ドキドキしてしまう。
 デートみたいだなと思う。デートしたことなにので想像だけど……。

 そして、学食に向かった。本当は講義があるが、出欠が甘い教授の講義なので、サボることにした。うちの大学の学食は、スキー場とかの食堂よりも大きくてメニューも多い。運動系の部活も多く、全国大会に出るような種目もあるので、学食にも力を入れていると聞いたことがある。
 僕は、和定食的なもの、桃子さんは、BLTサンドとカフェオレだ。
「こんなに広いんだね。生徒数って、何人くらいなの?」
 そんな質問をされて、1万5千人くらいだと教えると、
「そんなにいるの!? それって、東京ドーム何個分?」
 桃子さんは、変なことを言い始めた。さすがにわからないと答えると、
「そっか、そうだよね、変なこと聞いちゃった」
 と、顔を赤くした。恋に落ちてしまいそうな可愛らしさだ……。

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