あいがも堂
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ヒマンボーイ
東京妖異研究所
白猫屋
妊娠している優子が、出産のために入院する予定が少し早まり、近所に住んでいる優子の姉の美咲さんが、色々と家事を手伝ってくれるようになった。 優子の早期の入院は予定外だったが、俺は自分で掃除や洗濯も出来るし外食すれば良いので手伝いも必要ないのだが、何かと美咲さんが気にかけてくれている。 優子は少し体調を崩したことで早めの入院になったが、基本的には元気だ。会社が早く終わったときには顔を出してい...
「ゴ、ゴメン、柔らかくなっちゃった……」 夫の優一は、申し訳なさそうに謝った。妻の恭子の上で必死に腰を振っていたが、また中折れしてペニスが抜けてしまった。 「仕方ないなぁ。どうする? またアレ見る? 見たい?」 恭子は、怒っている感じではなく、少しあきれているような口ぶりだ。優一は、申し訳なさそうに、 「うん。見たい。お願いします」 と、返事をした。 優一と恭子は、結婚して2年経つ。...
「おかえり~。お疲れ様。ご飯もう出来るよ!」 嫁の愛里沙の元気いっぱいの声が響く。僕は、ただいまと言いながらリビングに入った。入った時点で、良い匂いが漂ってくる。 今日は、ビーフシチューみたいだ。会社での疲れやストレスが、溶けていくのを感じる。 嫁の愛里沙は、23歳の小柄な女の子だ。150センチそこそこの身長に、40キロ台の軽い体重。胸は小さいし子供みたいな印象だ。 愛里沙は、コンセ...
「まだ子供は作らないのか? 畑が腐るぞ」 部長の、下品で時代錯誤の言葉が響く。僕の家のリビングで、食事をしながらの会話の途中でそんな発言が出た。その言葉は、僕の妻の美桜に向けられたものだ。 部長は、仕事は出来るし面倒見は良いが、パワハラセクハラなにそれ? みたいな、昭和の遺物のような男だ。そもそも、頻繁に部下の僕の家に食事に来ること自体、今どきの常識から考えるとズレていると思う。 そし...
「元彼? どうした、急にそんなこと聞いて。寝取られ性癖でも目覚めたのか?」 嫁の玲奈が、怪訝な顔で言う。今日は外食をした後、家で軽く飲んでいた。そんな中、普段から気になっていたことを聞いた。 元彼はどんな人だったかと言うことを。玲奈とは、結婚して3年経つ。クライミングジムで一目惚れした僕が、かなり頑張って結婚に至った。 玲奈は34歳で、僕の6つ年上だ。クライミングやヨガをやっているせい...
たまたま住んでいるエリアが悪く、息子がこのまま進学するとけっこうガラの悪い学校に通うことになってしまうので、受験をさせようと今年から家庭教師をつけるようにした。 学習塾も考えたが、息子と嫁と話し合って家庭教師になった。そもそも、引っ越すのも一つかな? と思ったが、住んでいる場所自体は人気の住宅街で治安も良い。 たまたま学区だけが悪いと言うだけなので、せっかく買った戸建てを手放してまで引っ...
最近、またスロットやパチンコが熱くなっていて、一発で20万とか30万円ゲット出来る時代に戻った。4号機が終わってからたまに打つ程度だったが、最近はまたよく打つようになった。 ただ、昔ほどは勝てていなくて、月に10~20万プラスになる程度だ。と言っても、お小遣いとしては多い金額なので、かなり真剣に立ち回りを考えて打っている。 やっぱり、動く金額が大きくなると、ヤバい負け方をする人も増える。...
「お疲れ様。今日も大変だった?」 妻の美冬が、仕事を終えて帰ってきた僕に、ねぎらいの言葉をかけながら夕食の準備をしてくれる。 美冬もパートに出ていて、共働きだ。家事は、出来る方がするという感じでやってきたが、最近は僕の仕事が忙しく、美冬に任せっぱなしになってしまっている。 僕は、クタクタに疲れてはいるが、なるべく笑顔で大丈夫だと答えた。そして、洗濯物の取り込みを始めた。 「ありがとう!...