桜並木…ではないけど。
衛ちゃんと一緒に。
お花見しました〜(はーと)
近所の公園。
綺麗な桜が咲いていました。
「キレイだね〜…。」
「うん…。キレイだ…。」
見とれていると、
突然、強い風…!
辺りは一瞬の、桜吹雪。
「衛ちゃ…」
ひらひら。
はらり。
髪に。頬に。
肩に。胸に。
舞い降ちる花びらに包まれているようで。。
絵になってて。
ふわり。
はらはら。
キレイで、絵になってて。衛ちゃんに。
見とれてしまいました。
「ん…?どうしたの?」
「衛ちゃん。桜も似合うナって。
かっこイイナ〜って、思ってみてた。」
いっつも、思ってたし。
離れてても。
姿をみても、思ってた。
あぁ。。カッコいいナって。
もう、目元なんか、キリッとしてて。。
好きなひとは、いつも頭のナカから離れないもの。。
衛ちゃんて、どんなのも似合うんだ。
どんな風景も。
きっと、田畑で長靴はいてても。
さらにバケツ持ってても。
フザケてないよ。
絵になってて。
あ!ほおっかむりとかは…さすがに。。ですけど…。
「な…!やだもう。
かっこイイとか。ばかぁ〜。」
おネエじゃないですよ〜。
衛ちゃん、テレてるんですっ。
その夜、にゃんにゃん。
〔にゃんにゃんとは。。エッチのことデス〕
にゃんこは、にひき。
〔にひきとは。。にかいなことデス〕
そんなある朝。
先に目覚めた私。
隣で眠ってる衛ちゃんをみてた。
可愛い寝顔。
無防備で。。おでこにちゅう。
そんな衛ちゃんを、縛っていたくて…。
こんなの、ダメかも…って思ったけど。
衛ちゃん、イヤかも…って思ったけど。
私。
衛ちゃんのこと。。衛ちゃんのこと。。
本当に。
縛っちゃいました〜(は〜と)
手錠で。。(は〜と)
「ん。。。ん…」
がちゃ。。がちゃ。
「おはよ。衛ちゃん。」
「おは…。え。な…。」
がち。。がちゃ。
寝起きだからかな。
何も、見えないからかな。
「大好きだよ。衛ちゃん。。。」
しゅるる〜。。
きゅう。
「う、う〜。」
手錠は4つ。
両手足。
目隠し。
口には、タオル。
〔ダメ!だなんて言われたら、
途中で出来なくなっちゃうからデス。。ダメ、防止〕
そんな、ある春の、
遠距離なふたりの。
バカップルなふたりの。
ある春の出来事デス。。