続。衛ちゃん。


1文字数:962

桜並木…ではないけど。
衛ちゃんと一緒に。
お花見しました〜(はーと)
近所の公園。
綺麗な桜が咲いていました。

「キレイだね〜…。」
「うん…。キレイだ…。」
見とれていると、
突然、強い風…!
辺りは一瞬の、桜吹雪。
「衛ちゃ…」

ひらひら。
はらり。
髪に。頬に。
肩に。胸に。
舞い降ちる花びらに包まれているようで。。
絵になってて。
ふわり。
はらはら。
キレイで、絵になってて。衛ちゃんに。
見とれてしまいました。

「ん…?どうしたの?」
「衛ちゃん。桜も似合うナって。
かっこイイナ〜って、思ってみてた。」
いっつも、思ってたし。
離れてても。
姿をみても、思ってた。
あぁ。。カッコいいナって。
もう、目元なんか、キリッとしてて。。
好きなひとは、いつも頭のナカから離れないもの。。
衛ちゃんて、どんなのも似合うんだ。
どんな風景も。
きっと、田畑で長靴はいてても。
さらにバケツ持ってても。
フザケてないよ。
絵になってて。
あ!ほおっかむりとかは…さすがに。。ですけど…。
「な…!やだもう。
かっこイイとか。ばかぁ〜。」
おネエじゃないですよ〜。
衛ちゃん、テレてるんですっ。

その夜、にゃんにゃん。
〔にゃんにゃんとは。。エッチのことデス〕
にゃんこは、にひき。
〔にひきとは。。にかいなことデス〕

そんなある朝。
先に目覚めた私。
隣で眠ってる衛ちゃんをみてた。
可愛い寝顔。
無防備で。。おでこにちゅう。

そんな衛ちゃんを、縛っていたくて…。
こんなの、ダメかも…って思ったけど。
衛ちゃん、イヤかも…って思ったけど。
私。
衛ちゃんのこと。。衛ちゃんのこと。。

本当に。
縛っちゃいました〜(は〜と)

手錠で。。(は〜と)

「ん。。。ん…」
がちゃ。。がちゃ。
「おはよ。衛ちゃん。」
「おは…。え。な…。」
がち。。がちゃ。
寝起きだからかな。
何も、見えないからかな。
「大好きだよ。衛ちゃん。。。」
しゅるる〜。。
きゅう。
「う、う〜。」
手錠は4つ。
両手足。
目隠し。
口には、タオル。
〔ダメ!だなんて言われたら、
途中で出来なくなっちゃうからデス。。ダメ、防止〕
そんな、ある春の、
遠距離なふたりの。
バカップルなふたりの。
ある春の出来事デス。。

 

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