「あ、ここ違うだろ」
「ああ、また間違っちゃった。先生、すみません」
「しょうがないな~。一つ先で降りて戻ってこよう」
麻由先生は寛大だ。
「つかれてるんじゃないか。よし今日は私がねぎらってやろう」
「ほ、本当ですか」
「ああ、禿げ頭から湯気立ってるぞ」
「恥ずかしい」
麻由先生の笑う声が聞こえた。
「爺、ちこう寄れ」
「ひ、姫、何をなさるおつもりですか」
「いいから。もそっとちこう」
『・・・なんと姫は牌白だったのか』
料金所を降りてほどなくホテルに入りました。
「きいてるぞ。その年で未経験なんだって」
「だ、誰がそんなことを。おからかいにもほどがあります」
「帚に乗って飛び回れるとも聞いているぞ」
汗が吹き出しました。ここの空調はどーなってるんだ。
「私が箒になりますから、麻由先生はどうぞお乗りになってください」
「ほう、そうか。じゃ遠慮なく」
「好きな三元牌はなんじゃ」
「紅中にございます」
「それはなぜじゃ。牌白ではないのか」
「あ、牌白です。姫様」
「じゃろう」
「白のブリーフとは。どうやら噂は本当みたいね」
ベッドに並んで腰かけ、麻由先生の手が私の突起を触ります。
「あ」
不測の放出に慌てて枕もとのティッシュでふき取ります。
「いつからためてたの。ええっ、60日。って」
とても怪訝そうな表情で私の顔を覗き込みます。
「間違いが多いわけよね」
そういってうなづくと、
「ほらほら、また立ってきたじゃない。だしたばかりなのに」
ブリーフをぬがせ、お口に咥えこんでくれました。
そして、2回目は麻由先生のお口の中で出してしまいました。
「うん」
吐き出した白い精を掌で受け、
「まだべとつくわね。ほんとうにはじめてなの」
『だから、2度目ですって』
「こんなことまでさせて。嘘だったら許さないからね」