おませなマキちゃん⑧の続きです
「指きりげんまん、嘘ついたら針千本のぉ~ます、指切った!」なんて・・大変な事が起きてしまいました!
学校が夏休みに、入りました、家の玄関を掃除していた時「回覧板で~す」と元気な声が!小学四年のメグミちゃんでした
俺「あ~どうも、ありがとう!」「は~ぃ」とメグミちゃん(このメグミちゃんって女の子、ちょっと不思議な感じがする女の子!
のちに訳がわかります)
メグミちゃん・・なかなか家に帰ろうとしません、俺「なんか在った?」「俺君、知ってた?マキちゃん、引っ越すんだって!」
俺「嘘!その話ほんと?」メグミちゃんから聞いた話では、この前、メグミちゃんの、お誕生会の時、マキちゃんから
聞いたとの話でした。
心の中で「マキちゃんと秘密基地やマキちゃんの部屋での事が、マキちゃんのお父さんやお母さんにバレてしまった!
俺、どうしょう・・あーあ・・マキちゃん、引っ越すのか・それよりも・・怒られる方が・・」
怪訝そうな表情のメグミちゃんが、俺の顔を覗き込んでました、俺「メグミちゃん、ありがとう・・じゃ」メグミちゃんは
スキップをしながら、帰って行きました。
なんか、味気のない昼御飯を済ましてから、課題に使う工作用紙を買いに文房具店へ・・店からの帰り道、俺の前を
メグミちゃんが歩いているのに気が付きました、俺「あれっメグミちゃん、お使い?」「うん、俺君は、あっ工作用紙だね
それって夏休みの課題のヤツでしょ?」俺「うん、そうだけど・・」マキちゃんが引っ越すことのショックを隠している事が
判らないように必死の俺!
「マキちゃんねぇー秘密基地・・」とメグミちゃん!俺「えっ(ドキドキ)なんか言ってた?」メグミちゃん意味深気に
「いや・・ってのか・・俺君とマキちゃんが、手を繋いで秘密基地から出てくるのを、メグミ見ちゃった!」と・・
俺「メグミちゃん、黙っていてね!」「うん、いいよ、メグミ黙っているょ!」と、俺、一安心・・
「ところで、俺君、まだ気が付かないかな?メグミ、俺君と小学校の入学式の時、手を繋いで会場に入ったんだよ!」
俺「えっ?だってメグミちゃん・・四年生だよね、俺、五年だけど?」聞けばメグミちゃん、入学式から一週間後に
病気で入院、退院したのが秋の終わり!との事で、一年生を二回したと・・って事は、本当なら五年生!
マキちゃんに比べると、少し年上って感じのメグミちゃん、何かが起きるのかな?