近所の同級生、里美との出来事


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小学校の5年の終わりだったか6年になっていたか、ちょっと覚えてないが、近所に住んでいた同級生の里美(仮名)って女の子とすごくエロい思い出がある。
里美はわりとボーイッシュな女の子で、髪の毛は別にお決まりなショートカットというわけでもなく、性格も乱暴というわけではなかったが、うちの中で遊ぶより、男子と外で遊ぶほうが好きな、活発な女の子だった。
      
俺とは小学校入学時から同じ登校班で気心が知れていたが、彼女は背がかなり高く、女子ではクラスで一番で、俺もチビというわけではなかったが、それでも十センチは差をつけられていて、一緒にいると、いつも俺の方が弟に見られがちだった。
      
そんなある日、ごく近所の公園でふたりでサッカーだかバレーだかして遊んでいたら、雨上がりだったために服があちこち砂と泥まみれになってしまったことがあった。
      
「このまま帰ったら怒られるよなー」と、本当に何気なく俺が言ったら、里美が「じゃあK(俺のこと)、今、うちに誰もいないから、お風呂使う?タオルとかあるよ」って言ってきた。
      
俺はあまり深く考えずに「じゃそうする」って言って、彼女の家に行き、里美が湯船にお湯を入れ終わるのを待つと、さっさと風呂場の脱衣所に入った。
      
俺が脱衣所で服を脱ぎだすと、なんと、まだそこにいた彼女は何の疑問もないかのように、上着を脱ぎ出したのだ。
      
こいつ、まさか俺と一緒に入るつもりなのか?と、俺はびっくりして、コイツこういうことに抵抗ない女?と思った。
      
親戚の同じ歳の女の子にいつも父親や弟と入ってる子がいて、その子も男と入ることに抵抗がないタイプだったので、なんとなく里美もそうなんだろうなってことはわかった。
      
でも最初はやっぱり恥ずかしかったので、「ちょっと待て」とか言おうかと思ったが、子供ながらにスケベ心はしっかりあり、自分も里美に裸を見られてしまうという羞恥心に、見事にw打ち勝ったので、黙っていることにした。
      
すると里美の方からまったく平静な声で、「(親が)いつ帰ってくるかわかんないし、面倒くさいから入るの一緒でいいよね?」と言ってきた。
      
俺がちょっとうわずって「ああ、うん」なんて答えながら、しっかり里美が上着から下着を脱いでゆくのを横目で追っていた。
      
やがて俺に背を向けていた里美がパンティをおろして、いきなり目の前に生尻をあらわにした。
      
・・・が、実はこの段階ならば、ずーっと前、小学校2年か3年だかの時の、夏のプールの授業の時、着替えで見たことがあったのだ(とにかくあまり隠そうとしない子なのだ。)
      
あの時はお尻だけで、前や胸を見る事は出来ずに悔しい思いをしたので、今回こそ・・・と、俺の幼いスケべ心に火がついた。
(今考えるとどうせ一緒に風呂に入るんだから、そんなに焦る必要はなかったんだが)
そして里美はさっさと全裸になると、手ぬぐいを持って風呂場に入っていった
(背を向けていたので、まだ大事なところは見えなかった。)
俺も慌ててぜんぶ脱いで、一応チンコは手ぬぐいで隠しながら後を追った。
      
この家の風呂場は結構大きく、子供二人なら十分だった。
      
もちろんと言うべきか、俺は里美の横にわざとらしく並んで、横目で彼女の裸をチラ見しようとしたが、垂れた大き目の手ぬぐいのせいで、里美のおっぱいとアソコはきわどいラインで隠れて見えなかった。
      
が、鎖骨から乳房に至る稜線は何となく見えていて、コイツ、なんだか結構ムネふくらんでるじゃんと思った。
実際、近頃だんだん暖かくなってきていて、ここのところ里美も外で遊ぶ時は薄着になってたいので、服の上からも胸のふくらみが気になってはいた。
背が高いせいか発育がよく、クラスの女子たちの中では早くも5年生の初めくらいから、圧倒的に凸部分がはっきりしていたと思う(あくまで小学生レベルの比較でだけど。)
      
里美はさっさと自分で洗面台に座り、「これがシャワーで・・・」などと説明し、ますます俺のお目当ての部分が見える角度から遠ざかった。
助平心が脳内で暴走し、焦りくるった俺は「えっ?どれ?見せて」とかわざと聞き返して、シャワーヘッドのついている所、つまり彼女の裸がすぐそばに見える場所まで歩み寄った。
      
俺が近くに寄ると里美は「じゃシャワー出すよー」と言って、コックをひねってお湯を出した。
      
そして手ぬぐいを傍に置くと、何とも無しにまったくのノーガードで俺の方に向き直ったのだ。
      
・・・・・・見えた。
      
特に強引な動きをしなくても、目の前にずっと見たかったものがすべて見えた。
最初は単純に、これが里美のおっぱいとアソコなんだ・・・と思い、次に大げさに言えば夢にまでみた瞬間が実現したことに感動していた。
      
里美はまだ小学生でありながら、既に胸があらわに膨らんでいることに驚いた。
      
乳首は綺麗なピンク色で、これも突起が既に大人のような形になりかかっていた。
      
ずっと以前、先ほど触れた同じ歳のいとこの女の子と風呂に入った時に見た裸とは、まったく別物だった(小3の時くらいだから当たり前だが)。
エロ本なんかはこの年頃のガキらしく、よくコンビニでこっそり見ていたが(買うような根性はなし)、里美のおっぱいは、エロ本のメインを張るような、大人の巨乳のモデルさんにはもちろん敵わないが、わりと胸が小さめのモデルさんとは同じくらいか、ひょっとしたら里美の方が勝ってるんじゃないかという気がした。
      
さらに、彼女の股間のワレメに、(エロ本のモデルと比べると)わずかとはいえ、黒い毛があったことに、まさに目の玉が飛び出るほど驚いた。
俺は思わず息をゴクリと飲んでしまい、おそらく目つきも相当おかしくなってたので、里美に不信な目で見返された。
      
「・・・どうしたの?」
      
と、里美は俺に聞いてきた。
      
あわてた俺は、「いやさ、あのさ、おまえ・・・・・・股に毛が生えてるんだなって」
      
と、ついストレートに思ったことを口にしてしまった(子供だ・・・)
      
里美は俺のその言葉に眉をひそめると、ぽそりと「Kってエッチだぁ・・・」と、呟いてサッと手のひらで股間を隠した。
      
だが、これは俺をスケベだと非難して怒ってるというより、どうやら小学生の女の子にとっては、股間の毛の存在を指摘されたことが恥ずかしかったらしい(これは男でもよくある。)
      
「いや、だって、あるんだし、毛」
      
なんて、俺がしどろもどろになって言い訳すると、里美は、
「いちいち言うことないじゃん、そんなの」
      
と言って、ますます機嫌が悪くなり、また背後を向いてしまった。
      
その瞬間、里美の胸が揺れる(今、大人目線で考えればそこまでスゴイものでもなかったが)のを俺は見逃さなかった。
そしてちょっとの間、気まずい空気が流れたが、俺としては、まだぐだぐだ言い訳をしつつ、とりあえず里美が後ろを向いたため、彼女のお尻をじっと見て、昔より大きくなってる・・・なんて考えていた(男子ってつくづくアホでスケベですね。)
その時、背後を向いた里美が俺の言い訳をさえぎって、「あのさ」と言った。
      
「え?」
      
「・・・Kはまだなの?」
      
里美のその言葉に、まだって、あそこの毛のことか・・・と、すぐに察したが、俺がそれには答えたくないので黙ってしまった。
      
すると里美は再びこちらを向きなおり(今度は彼女も大事なところは手ぬぐいで隠していた)
「いいじゃん、見せてよ。あたしのも見たんだし、ずるい」
と言うと、俺の股間を隠している手ぬぐいを、グイッと掴んできた。
自分勝手なもので、俺としては大事な所を女子に見られるなんて冗談じゃないと思った。
      
だがこの時、まだ腕力では里美にとても敵わず、それもほとんど不意打ちだったので、俺は抵抗する間もなく手ぬぐいを取られてしまった。
まだ当時の俺は、無毛包茎の子供チンコで、なおかつ同級生の男子たちと比べても、チンコの大きさには全然自信がない方だった。
夏に友達何人かと市営プールなんかに行って、フルチンになってふざけたりしていてもみんな無毛の子供チンコとはいえ、いつも俺のが一番小さい感じだった。
      
そして案の定というべきか、里美は俺の股間を見た瞬間、プッと噴き出し、「あ、まだなだ・・・」と、かるく笑った。
      
そして、さっきの「毛」の指摘に対する仕返しのつもりか、「ね、Kのって、あたしの弟より小さいみたい」などと、余計なひと言を付け加えた。
      
里美の弟は当時まだ小3くらいだった。その弟と何度か会ったことも、遊んだこともあるが、背はもちろん俺よりも小さく、歳相応だったと思う。
この年代の学年差は大きく、たった一つ年下なら、まったく子供扱いしたり、されたりしていたものなので、俺のチンコってそんな年下に、それもあいつに負けてるのか・・・と、内心ではかなりショックだった。
      
里美がまだ俺のチンコを見てるので、俺は恥ずかしさを押し出すように、「うるせーな」と言い、「貸せよ」と、里美からシャワーをひったくった。
      
そしていい加減な感じで頭からシャワーをザブザブかけると、「フロ入る」と言って里美の返事も待たずに奥のバスタブにサブンと飛び込んだ。
      
里美はそんな強がってる俺を見てクスクス笑ってたが、強気で強情な所があるとはいえ、根は意地悪でも陰険でもない性格なので、単に“してやったり”という感じでそれほど悪意のある感じではなかった。
      
そして後から考えるに、俺をやり込めたことに成功したせいか、運良く彼女の心のガードがこの時、少し解けたようだった。
      
ちなみに、この時点では里見は俺をからかってるだけで、俺と違ってエロい気分みたいなものはなく、ただ恥ずかしいことを指摘した俺に、何か言い返したかっただけだと思っていた。
      
――だが、実はそれが結構な思い違いで、やっぱり彼女も、こういうことに興味を持つ年頃の女の子ということが、もう少し後でわかるのだが・・・。
      
その後、里美はさすがに女の子らしく、湯船に入る前にきちんと石鹸を使い、体を隅々まで丁寧に洗っていたが、その間にも俺は湯船の中から目ざとく彼女の裸体を目で追い続けた。
      
里美は一応、さきほどよりは胸だの股間だのを隠していたが、完全なガードというほどではなかった。
今思うと、それは俺のチンコが彼女の弟よりも小さいほどで、小さな子と一緒にフロに入ってるようで安心できたのが大きかったかもしれない。
そして、それが後の幸運な展開を呼び込むことになる・・・・・・
      
一方、俺は俺で、しっかりエロ心に目覚めていた年頃であったので、その里美の姿に、だんだん頭や胸が、カッカと熱くなってきた。
目の前のハダカと言っても、泡だの手ぬぐいだので、多くの部分は隠れていたので、それが余計あせりを誘い、興奮したせいか、(あ、コレ、やばい・・・)と思ったが、もう止めようがなかた。
      
気が付けば俺の股間のものは、小さいながら真上にピーンと屹立させてしまい、立ってもまだまだ包皮を被った先端部が、水中でバスタブのタイルの壁にコツンとぶつかった。
      
いくら小学生同士でも、こんな目の前で同級生の女の子の、こんな姿を晒されていては仕方のないことだった。
(やばい!)と思ったが、焦れば焦るほどどうしようもなく、そんな時に限って里美が目の前で、体を洗いながら、絶妙にエロい姿勢で背中をくねらせたりするので収まりようがない。
      
焦って身もだえした俺は、何度も硬くなったチンコを湯の中のタイルにコツコツ当ててしまい(ちょっと気持ちよかった)、軽い湯しぶきをあげたため、体を洗ってる里美に「なに暴れてんの?」と、不振な目で見られた。
      
この時、俺は既にチンコが大きくなる男のシステムを理解していたが、あくまでチンコを大きくするような対象は、こっそりコンビニで店員の目を盗んで立ち読みするエロ本やエロマンガの類だった。
      
たぶん同年代の他の男子も多くは俺と同じだったろう。
      
ゆえに、俺はまだ同級生の女の子を(というより現実の女の子を)そういう風な対象にしたことがなかった(これはそれほど多数派ではないかもしれない。)
里美相手にも、昔、お尻を見た時のように、軽くエロい気持ちになったことはあったが、今までチンコが反応するようことはなかったし、そんな風になる自分の心を想像すらした事がなかった。
      
エロ本の大人の女ではなく、身近な同級生の女子にも、チンコってボッキするものなんだ・・・ということがやけに不思議だった。
さっき里美の裸を覗き見ようとした時も、同じエロい気分でも、今のような高揚感とは違ってたいたし、緊張していたせいもあったのか、股間の反応はなかった。
      
だが、今は現実に、目の前の里美の裸にめちゃくちゃ興奮して、初めて彼女相手に勃起してしまった自分に、ある種の恥ずかしくも、新鮮で気持ちの良い感覚があり、(俺、里美にチンコ立たせちゃってる・・・)という現実を、味あえば味あうほど興奮した。
      
思い返せば、ずっと単なる幼なじみの友達だった女の子に、初めて性を感じたのがこの時だった。
だが、この時はただ里美に勃起してるという恥ずかしさと背徳感、そしてバレたらやばいという危機感が、前述の快楽を上回っていたと思う。
やがて里美が体を洗い終わると、彼女が手ぬぐいで大事な部分を微妙に隠しつつ、バスタブに近づいてきたので、俺は慌ててお湯の中の屹立してる股間を手ぬぐいで隠した。
      
里美は「K、まだ(湯船に)入ってる?」
と、俺に聞いてきた。
      
俺としては、こんなチャンスを逃したら一生後悔すると思ったので、
「うん、もうちょい・・・・・・」と答えると、
      
里美は「あ、そう」と答えて、平静な態度で俺と一緒に入ろうとしてきた。
(これも後で思うに、この里美の質問には意味があったのだ)
      
コンプレックス(?)である、ワレメ部の毛を見られたくないのか、里美はバスタブをまたいで入ってくる時、胸は手ぬぐい、陰部は手のひらで隠していた。
      
だがそれが逆にすごくエロチックで、前にエロ本で見たようなポーズだと思うとますます股間がいきり立ってしまい、痛いほどで、俺はさらにしっかりと手ぬぐいの上のガードを固めた。
里美はそんな俺を見下ろすと、
「・・・見ないでね」
と、本気とも冗談ともつかない口調で言った。
「見ねーよ!」
と、俺がむきになって・・・というより、むきになったフリをして答えると、「ほんとかなあ。Kも意外とエッチだったみたいだし」と、里美は軽く笑い、お湯の中に足から浸かって来た。
      
そしてバスタブの中で向かい合って二人でお湯に浸かったが、今のやり取りのせいか、微妙な空気が無いこともなかった。
それでも窓の方なんかを見るフリをしながら、友達や学校の話題などを普通に雑談していたのだが、その間、俺はお湯の中の彼女の裸を、さりげなさを装って何度もチラ見しようと努力していた。
      
(まあ、正確には自分だけが、俺はさりげなくやれてる・・・と思っていただけで、子供にそんな技術があるわけ無かったのだが・・・)
だが里美は体全体を俺から見て、やや斜めに向けていた上に、胸は腕と立て膝と、さらに手ぬぐいで邪魔され、乳首などもほとんど見えず、股間部分も内股がぴったり閉じられていた。
      
(このままチャンスはないのか・・・)と思っていたが、ここでひとつ動きがあった。
二人で入ったため、湯船のお湯が大量にあふれ出てしまったので、里美が後ろを振り向き立ち上がり、背後のお湯が出るコックをひねった。
そのおかげで、目の前で里美の白くてデカいおしりがアップになったのだ。
(おっ!)
俺は里美が後ろを向いて作業をしているスキに、思わず立派なおしりに顔を近づけて見入ってしまい、
(うわ、俺より全然でっかいなー)
なんて感心はしたし、タオルの下の硬直も固さを増したが、満足度はまあせいぜい50%といったところだった。
      
要するに、やっぱり小学生男子の本命は尻や太ももなどでなく、胸と股だった。
その時、バスタブにお湯をつぎ足し終わった里美が水道のコックをしめて、こっちに向き直った。
      
里美は手ぬぐいを垂らして上も下もガードしていたが、俺が自分の方に接近しているのを見て怪訝な顔つきになり、
「・・・・・・あ、ひょっとしてK、おしりとか見てた?」と言ってきた。
口調は怒っている風ではなく、からかうようだったが、100%図星であるのにも関わらず、俺は慌てて「見てねーよ」と言った。
「本当?」
      
「なんでケツなんか見なきゃいけねえんだよ。チカンじゃあるめーし。お前がそこで何してんのか、見ようとしただけだ」
      
と、実は痴漢そのものの俺は、必死に苦しい言い訳をした。
      
里美は「あ、そう」と言うと、それ以上追求はしてはこず、また湯船に体を沈めた。
俺は安堵した・・・が、この時これで下心を見事隠しおおせた、などと思っていたのだから、後になって振り返ってみれば実に馬鹿だったと思う。
今のやり取りも、俺たちの次なる展開へのスイッチが入る、伏線のひとつだったのだ。
      
俺は相も変わらず、見えそうで見えないという、ジリジリした思いを続けていたが、先程から里美の方も心なしか、湯船の中の手ぬぐいで覆われた、俺の股間部を、チラチラ見ているような気がしていた。
      
だが俺が里美の視線を気にしてばかりいたので、たぶん気のせいだろうとも思っていた。
やがてだんだん会話も少なくなってきて、俺はなんだか居心地が悪くなってきたので、もう諦めて先に出ちまおうかな・・・などと、考え始めたその時――
里美は急に思い切ったような表情になると、照れてうわずったような口調で、
「――・・・ねえKさぁ、そんなに見たい?」
      
と言い、俺に確認するように「さっきからさ・・・・・・だよね・・・」と、付け加えた。
      
俺は心臓がドキリと跳ね上がった。なんと先に、里美の方から決定的なことを言ってきたのだ。
      
さっきからずっと、里美の裸を下心全開で盗み見していたことが、バレバレだった事と、何よりも里美の方からそれを言ってきたことに驚いた。
おそらく目を泳がせながら、「何を?」と、うわずった声で俺が誤魔化そうとすると、里美は笑って、
「ごまかさないでよ。さっきからずっとチラチラ見てるじゃん。あたしが体洗ってる時も・・・」
      
「・・・・・・・・・・・・」
      
その時点からばれていたのだ。
俺はまさにグウの音も出せず、恥ずかしさのあまり、ただうつむいて黙っていると、里美は口元は笑っていたが、なんだか神妙な顔つきになり、
      
「・・・そんなに見たいなら別にいいよ、もうさっき一回見られてるし」
      
里美はそう言うと、立て膝を崩し、邪魔だった腕と手ぬぐいをどけてまさに俺の目の前50センチで、堂々とおっぱいをあらわにした。
      
(マジ!?)
      
俺はまさに目をひん剥いた状態になり、この機を逃すまいと、半分お湯に浸かっている里美のおっぱいを、じっくり目に焼き付けんとした。
里美の裸を見たいと当人に知られるのは、自分の本音を知られて恥ずかしいだけでなく、彼女に精神的優位に立たれるようで抵抗があったが、そんなチンケなプライドも一瞬で吹っ飛んだ。
      
里美はそんな俺を見て、
「あ、やっぱ見たかったんだ・・・スケベ」
と言って、悪戯っぽく笑った。
      
俺にはその笑い顔がとても大人っぽく見えて、なんだかコンプレックスのようなものを感じた。
実際に体格だけでなく、いろんな面で彼女の方が大人だったと思う。
・・・やがて俺の目線は少年の欲望に忠実というべきか、里美のおっぱいから下半身に落ち、その奥にあるものをじっと見つめた。
(やっぱ下も、も一回見てえ・・・)
      
里美の股間部は、二つの腕の手のひらでしっかり隠されていて、これも(ヘア解禁になる前によくあった)エロ本のポーズのようですごくエロチックだった。
      
(あの下に・・・)
      
興奮のあまり、股間を隠したタオルの中で、ビンビンのチンコがピクリと動いたため、あわててタオルを抑える手に力を入れた。
      
(ボッキしてんの里美に絶対バレたくない)
      
水面に波が立ち、それを見た里美が意味ありげに笑った。
俺はおそらくモノ欲しそうな目つきになっていたのだろう。里美はすぐに俺の内心を察して、
「下も見たいんでしょ」と言ってきた。それは質問というより既に確認のようだった。
      
俺はもう本心を隠す必要がなくなり、気が楽になっていたため、正直に「うん、まあ・・・」と答えると、
「やっぱりスケベだ」
と、里美は笑って、そのまま股間を隠していた手をどけてくれた。
      
その下には、先ほど見た毛がわずかに生えたワレメがあったが、いわゆるM字開脚になっていたため、結構奥まで見えていて、それは俺の知識の外にあるものだった。
      
とにかく俺が、おっぱいと、わずかな毛がゆらゆらしている股間を凝視し続けていると、最初は里美もただ黙って見せてくれていたが、やがて、
「・・・ねえ、あたしだけじゃなくて、Kもさあ・・・そのタオル取ってよ」
と言ってきたのだ。
      
俺は慌てて「おい、まてよ、やだよ」と言って抵抗すると、里美はむっとした表情になったが、すぐに俺を見つめてニヤニヤ笑って、
「・・・あ、K、大っきくなってるんでしょ?・・・“ボッキ”っていうやつ・・・」
      
(里美のやつ知ってるのか)
      
里美が既に男の生理を知っていたのは、軽いショックだった(後で分かるが、彼女は知識だけなら全然そんな初歩レベルではなかったんだけど)。
      
だが俺は慌てながら「なってねえ!」と、意地を張ると、「じゃあ別にいいじゃん。隠すほどのものじゃないでしょ。さっきだってちょっと見たんだし、Kのカワイイの(笑)」
      
そう言って里美は二本の指で3センチほどの幅を作って見せた。
      
「そんなに小さくねえよ」
      
「そう?なら見せて」
      
里美はまだ渋る俺の腕をグッと掴み、もう片方の手でタオルを俺の膝の上から力づくで取り上げてようとした。
俺が手で抑えて抵抗すると、「いいでしょ、自分だけあたしの見てずるい」
      
と、結局手ぬぐいは里美に力づくで取られてしまい、その瞬間、俺のチンコが飛び出して里美の前に晒された。
俺は暖かい湯に浸かっていながら、背筋から血の気が引くようだった。
(ああ、見られた・・・)
      
「あ、やっぱり大きくなってる・・・すごい、真上になってるね・・・」
      
もちろん俺のチンコは、ガチガチに勃起したままだった。
子供チンコながら、セクシーな里美のハダカに興奮して、これ以上ないくらいに目一杯お湯の中でそり返っていた。
里美はさらに遠慮の無い視線を俺の股間に注いできて、俺は全身から火が出そうな思いをした。
      
(見られてる。ボッキした俺のチンコ、里美に見られちゃってる)
      
先ほど里美を見てチンコを勃起させてしまった時も、快感と背徳感が混ざったような恥ずかしさを感じていたが、その現物を当人に見られるというのは、比較にならない恥ずかしさだった。
      
「Kのおちんちん、あたしのヌード見て大っきくなっちゃんだ・・・」
      
と、里美はやけに嬉しそうに言った。
俺は里美の口から飛び出した「あたしのヌード」という、アダルティな言葉の響きにドキドキしたが、やはりそれがバレてしまったのは、精神的に来るものがあった。
      
「そういうこと言うなよ」と、俺が恥ずかしさからたまりかねて言うと、
「でも、男の子ってえっちなもの見たりすると、こうなっちゃうんでしょ?」
「さ、さあ・・・」
      
などと言って俺はとぼけたが、里美は何を今さらという表情だった。
      
「なんかさっきからモゾモゾ動いてたし・・・あの時に大きくなったんだ」
      
里美はそう確認するように言ったが、実際に勃起したのはもっとずっと前だった。
(もちろん口には出さなかったが)
      
こうして俺たちはお互いに何も隠すことなく、裸を見せ合った格好になったが、改めて向き合ってみると、俺のチンコが無毛なのに対して、里美のはもう毛がそこそこ生えているのが、同級生の男女としてはアンバランスな感じだった。
      
俺はその事に、自分の方がまだ子供だという劣等感を感じたが、もし俺が生えていたり、皮がむけていたりしたら、里美は引いてしまっていた可能性があったと思う。
      
前述の通り、おそらく俺が子供っぽいチンコだったからこそ、里美もどんどん大胆になれたらしく、不意に、
「ね、Kのチンチンちょっとだけ触らせて」
と言って、いきなり湯の中の俺のチンコに腕をのばして、指でつっついてきた。
      
女の子にしてみると、今まで柔らかったものが硬くなるという、不思議な男性器の構造が気になるらしい。
「・・・本当にカタいね」
      
「あっ、おい」
      
俺は慌ててやめさせようとした・・・が、逆にこれはチャンスかもと、天啓のように頭に閃くものがあったので、俺は一瞬の間に判断を下し、
「じゃ俺も触ってもいいだろ」
と言って、返事も待たずに俺は、眼前の里美のおっぱいに手を伸ばした。
「・・・あ・・・・・・」
里美は一瞬何か言おうとしたようだったが、彼女は基本的には筋が通ってないことや不公平なことを嫌うタイプだったので、そのまま黙って俺に触らせてくれた。
      
最初は遠慮もあり、ソフトに撫でていただけだったが、やがて思い切って里美の乳房を両手でわしづかみにしてみた。
これは冗談でもなんでもなく、少年が抱く最初の夢の達成だったと思う。
手のひらの中の里美のおっぱいの、意外なボリュームと柔らかさに驚いたが、里美が、「ちょっと強すぎ・・・」と、顔をしかめたので、あわてて力を弱めた。
      
だが今度は調子にのって、指でピンクの乳首も指でツンツンいじってみた。
「ちょっと、くすぐったい、それ。やめてよ」
      
と、里美は軽く怒ったように言ったが、反応を面白がった俺がやめずに続けると、里美は反撃とばかりに俺のチンコを強くつついてきたので、思わず俺が「あっ」と息を漏らしてしまい、里美はフフッと笑いをもらした。
      
乳房の愛撫に戻った俺が、「やわらけー」と、思わず呟くと、里美は「こっちは逆にカタいけど」と言って、チンコを触りながら笑った。
その時、里美が俺の手の中にある自分のおっぱいを見ながら、「・・・ねえ、あたしのおっぱいって、クラスの中で大っきい方かな?」と、俺に聞いてきた。
      
やはり小学生の女の子でも、バストのサイズは友達と比べてどうか気になるものらしい。俺は里美の胸は、クラスでぶっちぎりの一番、それどころか並の中学生にも負けてないんじゃないかと思ったが、そこまで絶賛?するのは、なんとなく照れがあったので、「・・・そうかもな」と、わざと生返事をした。
すると里美は、俺のいい加減な態度に不満顔になって、
「じゃあKの・・・このチンチンはクラスの中で大っきい方?」
と、からかうように聞いてきた。
      
俺は反射的につい見栄を張って「・・・そりゃ大きいさ」と答えた。
本当は以前から友達に小さいってからかわれていたし、里美の方も、さっき小3の弟と比べて小さいと言ってたのだから、もちろん分かって俺をからかっているのだ。
      
「うそ。プールの時に男子がふざけて脱いでた時に見たことあるけど、確かNとかOは、
Kのよりぜんぜん大きかったよ」
      
NとOとは俺たちの同級生で、確かに一部の男子が水泳の授業の時に、ふざけてフルチンになって走り回るのは、小学校の恒例行事?のようなものだ。
そんな時、女の子たちはキャーキャー言いながら逃げるか、顔をしかめて無視するかのどちらかだったが、実は何気にしっかり見ているものだったのである。
      
男が女の子の裸に興味があるように、その逆も当然あるということを、俺はこの時はじめて知った。
それはそうと、そうやってフルチンを恐れない奴に限って、やはり自信があるから晒せるのだろうか、やけにナニがでかかったりするもので、中には俺の倍くらいあったやつもいた。
      
俺は里美に、「分かってんなら聞くなよ」と軽く文句を言い、「どうせ俺はクラスで一番小さいよ」と、わざとらしくすねてみせると、
「3年生のよりも小さい」
と、里美は笑って付け加えた。
      
俺はそういうことを言われて結構ショックだったが、彼女に悪意はなく、軽い気持ちでからかってるだけのようだった。
おそらく女の子は、男は別に自分のチンコが小さいことなど、大して気にはしないと思っているのだろう(自分らは胸のサイズを気にするくせに、実に自分勝手だ)。
      
やがて里美は、俺の勃起したチンコを、ただつっつくだけでなく、だんだん手のひら全体を使って大胆に触ってきた。
今考えると、俺のチンコがまだ小さくて幼かったからこそ、彼女も恐れることなく大胆になれたし、それが俺にとって今の幸運な事態を招いていた。
俺は当時、自分でチンコをこすったりすると気持ちいいことも知っていたので、オナニーの真似ごと程度はしたことがあったが、まだ精通はなかったと思うし、あったとしても気がついていなかった。
      
だが精通はまだでも、コンビニに溢れるエロマンガのおかげで、いっちょ前に男と女が最終的に何をするかは形だけだが知ってはいたが、実行しようなんてことは得体の知れない未知のものへの恐ろしさで、夢にも思わなかったし、たとえ今のきわどい状況でもそれは同様だった。
      
しかし、さっきからの里美の指の刺激に、何か気分がたまらなくなり、俺は今度は思い切って里美の股間のワレメに手を伸ばそうとした。
(股と胸の触りあいをしたなら、股と股でもいいよな。それで対等だよな)
と、心の中で勝手なルールをつくり、俺は行動に移した。
      
俺の腕が里美の腕と湯の中で交差させると、俺の意図を察した里美は驚いた表情になり、あわてて股間を片手でガードして、
「あ、ここも・・・(触るの)?」と言った。
      
「だって、お前だって(触ってるし)」
      
と、俺が語尾を省略して行動の正当性(wを、主張すると、里美は少しためらいつつもOKしてくれたようで、ガードの手をどけた。
      
すかさず俺は里美のワレメに手をのばし、何度も指でコチョコチョといじくった。
(こっちもやわらかいんだな)
そして指でわずかなヘアをつまんだりした。
すると里美は妙な表情になり「・・・指とか、深く入れたりしないでね」と言った。
俺は生返事をしながら、
(あれ、マンコに穴が二つねえか?)
と、触りながら不思議に思った。
      
俺の知識と(エロマンガだと、この辺の知識はたいてい省略されてて分かりづらい)、これまでの乏しい目撃例では、女子の股間と言えば、▽ゾーンにワレメのタテ筋が一本あるだけだった。
      
小学生当時の俺としては、そっちのワレメを見たり触ったりするのが100%の目標であり、もう一つの奥のクレバスは、なんだか得体が知れなくて恐かったので、とにかく知っている方のワレメに意識を集中することにした。
      
「さわるの初めて?」
      
と里美が聞いてきたので、
      
「当たり前だろ。見たことはあるけど・・・おまえは?」
      
「おふろで弟の洗ってあげたことあるから・・・でも、こうなってるのをさわるのは初めて。大きくなるのは知ってたけど、こんな硬いと思わなかった。どんな仕掛けになってるの?」
      
「俺だって知らねえよ」
      
「ふーん、自分でも分からないんだ・・・それで、Kは女の子のにさわってみたいと思ってた?」
と、里美は聞いてきた。
      
俺はさっきよりは幾分か素直な気分になっていたので「まあ・・・」と答えると、里美は「あ、やっぱり男の子ってそういうこと考えてるんだ」と、笑った。
      
これまでイトコの女の子と数年前にフロに入った時や、家族旅行先の温泉などで、男湯に入ってくる幼稚園くらいの女の子のものを見たことはあるが、自身子供ながら見ているのが(つまりスケベ心が)バレるのは恐かった。
      
余談だが、前述のイトコの女の子と一緒に入った時は、もう少しじっくり見ることが出来たが、あまり調子に乗って見つめていたせいか、その子に「エッチ」と、からかわれたことがあり、それがトラウマになっていたので、目撃チャンスがあってもすぐ目をそらすようにしていたし、何よりも直に触る機会などあるわけがなかった。
      
だからこんな風に、相手公認で女の子のワレメをじっくり見ながら、それも指で触るなど、まさに夢のような出来事だった。
(すげえ、俺、今、里美のあそこをいじってて、里美は俺のチンコを・・・)と思うと、たまらなく興奮した。
      
里美は里美で、チンコを指でつついたりするのにも飽きたようで、今度は親指と人指し指で輪っかを作り、その中にチンコを通して、いわゆる手コキに近いようなことを始めていた。
      
俺はその里美の指の感触に思わず息を漏らし、ワレメを探る手が止まってしまった。
      
「あ、それ・・・」
      
「これ、いい感じ?」
      
「・・・・・・・・・」
      
今考えると、彼女は本で読みかじった程度ながら、エロマンガ方面に偏った俺より、はるかに正確な性知識・・・というより性行為知識があったのだと思う。
ゆえにその知識をもっと実行したいと考えたらしく、「ねえK、湯船出ようよ。のぼせちゃうし」と言った。
      
――それが言葉どおりの意味だけではないと、子供ながら本能的にわかった。
つまりお湯の中ではなく、床の上で続きをしようと暗に言っているんだと理解できたので、俺はすぐに頷き、二人でバスタブから出た。
       
      
      
      
あらためて風呂場の床の上で俺の前に立った、オールヌードの里美を目の当たりにしてすごくキレイでエロいなと思った。
      
もう二人とも開き直っていたので、目線をそらしたりはしなかったが、里美は女の子の条件反射か、股間部はまた手のひらで隠していた。
      
俺は反射的に(ずりぃ)と思い、自分も今さらながら手でチンコを隠したが、それを見た里美が「見えちゃってるよ、Kのカワイイの」と、笑った。
      
俺が慌てて股間を見ると、間抜けなことに皮をかぶった頭の部分が、手のひらからチラリとはみ出していた。
俺はその指摘に狼狽して真っ赤になったと思うが、同時になんだかコソコソ隠すのがバカバカしくなってきて、なんだか男らしくないとも思ったので、思いきって手をどけた。
むろん俺は湯船の中の時と同じく、興奮しっぱなしのチンコはギンギンのまま里美の方に向かって屹立していた。
      
「・・・やっぱりお湯の中じゃなくても真上になってるんだ」
      
「あたりまえだろ」
      
里美も湯の中ではなく、地面の上で勃起したチンコ見るのは初めてなので興味深げに目線を注いでいた。
      
「これって、あたしが裸のままだと、ずっと硬くなったまま?」
      
「知らねえよ!」
      
俺は里美の身も蓋もない質問に泡くってしまった。
      
彼女もこれはからかっているのではなく純粋な興味で聞いているはずなのだが、知識にところどころ穴があるせいか、どうしても表現が露骨になる。
俺はちょっとふてくされた感じになり、里美のまだ隠している股間部分に目をやった。
      
里美は俺のエロビーム全開の視線に気づくと、クスッと笑って、両手を後頭部にまわし、左右の足を交差させ、まるでグラビアモデルのようなポーズを取り、「どう?あたしきれい?・・・なーんて」
      
と、何かのモノマネのような口調で言ってきた(“なーんて”の部分は照れ隠しだったと思う)
      
その里美の姿は、胸部を背後に反らした分、ただでさえ小学生にしては大きなオッパイがさらに大きくなったように見え、股間のワレメの見える角度や、濡れたわずかな股間の毛なども絶妙な色気があり、同級生のガキを悩殺するには充分すぎるほどだった。
      
「あ・・・」
      
その時、あまりの里美の姿のセクシーさに、いきり立った俺のチンコの海綿体に血がさらに流れ込んだのか、手も使わずに、ぷるん・・・と上下に揺れた。
里美は驚いたようだったが、俺の方もびっくりした。
      
「あははっ、ねえ今、Kのチンチン、“そうです”って返事したみたい」
      
と、里美は俺のチンコを指差して笑った。
      
「そ、そんなこと、ない・・・」
      
「じゃ、今のはなに?」
      
「よくわかんねえけど、ボッキしたチンコって時々そうなる事があるんだよ」
      
と俺が答えると、里美が「そうなの?」と疑わしげな顔つきをして、「Kってさ、チンチンの方が本人より正直なんじゃないの?」と言って笑った。
      
俺は恥ずかしさをごまかすため、仕返しとばかりに里美の胸に腕を伸ばして、乳房に掌でタッチした。
すると里美はキャッと軽く悲鳴をあげると、反射的に後ろを向いたので、すかさず俺は背後から里美にふざけて抱きついた。
      
里美が中腰気味になっていたので、俺のチンコが里美の背中にぺったり張り付いて里美の柔らかく温かい肌とチンコの接触に俺は興奮した。
      
里美は「・・・ねえ、チンチンあたしの背中についちゃってる」と、さすがに迷惑そうに言ったが俺は気持ちいいのでやめずにもっと強く押し付けてやった。
      
俺が「どうだ」と言うと、里美は、「Kのちっちゃ~いチンチンなんか、くっつけられてもたいしたことないもん」
      
と、余裕のある口調で言うと、「お返し!」と言って、自分の背中を俺のチンコにこすりつけてきた。
ついさっきまで、こんなことをするとは考えてもいなかったのに、今はお互いの身体を触りあってるという状態に俺は、そしておそらく里美も、より興奮をさそわれていた。
      
里美が中腰の姿勢から背と足を伸ばしたため、俺のチンコは彼女の背中からお尻に滑り落ち、里美のお尻の割れ目にチンコが挟まる形になった。
今思うと、これは一歩進めばバックからのナニになってしまうが、もちろん当時の俺と里美にそんな発想はまだなかった。
      
けれど意識はせずとも、いわゆる素股プレイのような状態になっていて、里美が大きいおしりをチンコに擦り付けてくるたびに俺は快感に満たされ、俺も負けずに擦り付け返した。
      
「なによ、ちっちゃいチンチンこすりつけてきて」
      
「うるさい」
      
長身デカ尻の里美の圧力はとても強く、俺の小さなチンコは彼女の大きなおしりに飲み込まれたまま、体ごとどんどん後退させられた。
俺は里美の猛攻に対して、どこかのエロマンガで見たように、里美のおっぱいを背後から腕を伸ばして揉もうとした。
だが膨らみと乳首に触れたと思った途端、もはや圧力に耐え切れなくなり、俺は背後にペタンと尻餅をついてしまい、仕方なく里美に「降参・・・」と言った。
      
里美は倒れた俺に近づき、「まいった?」と言って、地面に座った俺の前で中腰になった。
      
(うわ・・・)
      
彼女が意図せずとも、俺のほんの目の前に里美の股間がある状態になっていた。こんな至近距離でワレメを見るのは初めてだった。
      
「あ」
      
里美がそれに気づいて、反射的に手で股間を隠そうとするのと、激しく興奮した俺の股間の勃起がまたピクリと反応したのはほとんど同時だった。
まさに俺のチンコは、眼前の里美を見上げて、ペコリとお辞儀するような格好になった。
      
「あ、またチンチン動いた」
      
と言って、俺のチンコに手を伸ばし、優しく撫でて、「Kは素直じゃないけど、チンチンは素直でかわいい」と、憎まれ口を叩いた。
      
(里美のやつ、俺の弱み見つけて調子のってんな)
      
俺はちょっとムッときて、反撃として目の前の里美の股間に手を伸ばしたが、今度は余裕のタイミングで手でガードされてしまった。
      
「さっきもう、さんざん触ったじゃん」
      
「おまえだけズルイじゃねーか」
      
「そうだけど・・・やっぱり恥ずかしいし」
      
・・・何をいまさらと思ったが、結局里美は意外にあっさり手をどけてくれたので、俺はその時初めて床の上で里美の陰部に触れた。
      
――その後、俺と里美は風呂場の床の上で、最初はお互い立ったままで、次に座りながら触りっこしたが、もっと面白い方法、まだやってない方法はないかと、いろいろ姿勢を変えてモソモソ動きあった。
      
まず、俺が先ほどの押しくらまんじゅうの時に失敗したことをもう一回やろうとして里美の背後に立ち、片方の腕を伸ばし胸を揉んだ。
そしてエロ漫画でよく見たポーズをマネして、もう片方の腕を里美の股間に伸ばしてワレメに触った。
右手におっぱい、左手に股間と、何かいい感じのエロさで、不思議となにか大人になったような気分だった(今考えるとお笑い草だが)
      
「・・・なんかこういうことされるの、すごく恥ずかしい・・・あ、ちょっとK、またチンチンあたしのおしりにくっつけてるし・・・本当にスケベ」
      
もちろん俺のチンコはギンギンで彼女のおしりに張り付いていた。
      
そしてオッパイを揉んだり、ワレメをいじくる手の動きに合わせ、里美のおしりにチンコを擦り付けたりしていると
      
「・・・あ、いや、それはちょっと・・・さぁ・・・・・・」
      
そう言って、なぜか里美は極端に恥ずかしがり出して、すぐにやめさせられてしまった。
      
「今度はあたしにやらせて」
      
里美はそう言うと、俺の背後にまわって身体を密着させてきた。
      
むろん俺の背中には(身長差があるので、ケツではなく背中になってしまうのです)、彼女のおっぱい、そしてワレメと毛がぴったり触れているのを感じた。
さすがに俺みたく擦り付けたりはしてこなかったが、里美は俺の勃起チンコに手を伸ばした。
      
・・・が、その途端、今度は俺の方がこういう事をされているのが、とてつもなく恥ずかしくなってきた。
      
「あ、俺もちょっと・・・」
      
そう言って、結局これはお互いすぐにやめてしまった。
今思うに、後ろに回って相手を攻めるなどというのは、俺たちにはやるのもやられるのもまだ精神的に早かったのだと思う。
      
その後もいろいろ試行錯誤したが、やがて二人でたがい違いに横向きになって寝転がり、互いの顔の前に下半身がくるような体勢が、今いちばんお互いに『やってみたい事』にピッタリだということに気がついた。
      
「あ、えーと・・・これって・・・シックス・・・シックスナインっていうんだよな。ろくじゅうきゅう」
      
「・・・・・・なんでそんなこと知ってるの」
      
その返事は、里美もその言葉を知ってるという何よりの事実だった。
      
「いや、マンガとかで」
      
「やっぱりそういうエッチなマンガとか読むの?」
      
「たまに立ち読みとかしてる・・・おまえは?」
      
「・・・お母さんの買ってるレディコミとか」
      
そう言われても、この時は(レディコミってなんだ?)と、よく分からなかった。
俺がコンビニで立ち読みしてたのは、○○クラブなどの、いわゆるスタンダートな美少女エロマンガだったので、その“レディコミ”というのは、その女向けエロ漫画なんだろうと思った(そしてその予想は半分は当たっていた)結局、まだまだガキたる俺たちは、意図的ではなく、偶然この体勢になってから、『これはシックスナインだ』と気がついた感じだった。
      
この姿勢だと、今、一番お互いにやりたいこと――つまり異性の性器を至近距離で見たり触ったりするという目的が、一番合理的にやれた。
俺は床の上では初めてじっくり目の前で里美のワレメや毛を指でいじくれたし、里美も同じことを俺のチンコにした。
      
「あ、チンチンちょっと柔らかくなってる」
      
この時点では、さすがに俺のチンコも連続して勃起するのに疲れたのか、それとも刺激的な状況に慣れてきたのか、やや萎え気味になっていた。
だが里美にとってはどんな状態でも、あまり関係ないようで、とにかくいじくる“作業”を、楽しんでいたようだった。
何分か経って、俺が“作業中”に、デリカシーのカケラもなく、
      
「・・・おまえ、ここの毛いつ生えたの?」
      
と、実に小学生らしい興味の質問をすると、里美はまず沈黙し、やがて怒ったように
      
「・・・知らない。忘れた」と恥ずかしそうに言った。
      
そして少し間を空けると、ちょっと言い訳をするように「・・・でも、あたしだけじゃなくて他の女の子も生えてる子、結構いるよ。前の自然教室の時に・・・」
      
自然教室とは少し前に学年全体で、近郊の山の旅館に一泊した行事だった。
      
どうやら里美は女風呂で、同級生の女子の股間のヘアーを、結構数多く目撃したらしい。
(女の方が生えんの早いのかぁ・・・)
ちょっと驚いた。俺が男風呂で目撃した男子どもには毛が生えている奴など、ほんの数人しかいなかったからだ。
俺はそれを聞き、スケベ心を起こして、「え、だれ?だれ?」と、思わず聞いてしまった。
里美は「そんなこと知りたいの?」と呆れた様子だったが、「・・・ええっと、加奈とか、祐子ちゃんとか・・・恵も・・・」と、里美はクラスメイトの名前を何人か挙げてくれた(※むろん全部仮名)
      
里美が名をあげた女子たちは、わりあい背が高く、発育が良い連中がほとんどだったが、恵という子は俺よりも背が10センチは低く、下手をすれば3年生くらいにしか見えないほど小さな子だったので、俺は驚いてしまった。
      
「恵がかよ。信じられねえ」
      
「あのコ、あたしより(毛が)多いよ」
      
「マジで?・・・あいつペチャパイなのにな」
      
「そーいうこと言っちゃだめだって」
      
里美の言葉を聞くうちに、俺はクラスの女子たちの裸、そして股間の毛を頭の中でどんどん妄想してしまった(すぐ目の前に“見本”があったので、イメージするのが楽だった)
      
その後も、俺は里美から“下の毛”情報をしっかり聞き出し続けたが、実は大半はいわゆるダミーの質問で、その中に“お目当て”の女の子が一人いたのだ。
      
それは由美子という名の子で、先にあげた恵という子と同じくらい小さく、童顔で(小学生で童顔っていうのもおかしいが)、黒い髪を後頭部でシンプルに結わっただけで、里美のような大人に脱皮しかかった色気はないが、可愛くまとまった顔立ちの子だった。
      
由美子も登校班は違えど俺の家からわりと近い所に住んでいて、小学校一年の時から同じクラスだったので、今でも俺とも里美とも親しかった。
由美子は里美と違い、男子に混じって遊ぶような活発な性格ではなかったが、とにかく低学年の頃からめちゃくちゃ優しい性格で、他人の面倒見もよかった。
      
あのころ彼女を嫌ってる男子はまず一人もいなかっただろうし、好きだった奴も絶対にいたはずで、俺もその一人だった(いや、里美も好きだったが、この時は由美子のとは別ラインの感情だったと思う)だからこそ俺も、由美子のがどうなっているか、すごく知りたかった。
      
俺は里美に、「○○は?」「じゃあ××のはどうだった?」などと、連続して質問してその中に由美子を不自然にならないようなタイミングで紛れ込ませた(小賢しいガキですね)里美もクラスメイトの“下の毛”の有無を、すべて記憶しているわけでは無論なかったが(あたりまえだ)、由美子とは仲が良かったので覚えていたらしく「由美子?・・・えー、まだだった」と、明解に答えてくれて、俺は奇妙な安堵感と共に神秘のベールが明かされ、とても幸福な気分だった。
      
その後も、由美子だけが真の目的だと知られたくないので、一応、いくつかダミーの質問をしておいた。
クラスの中で気が強くて生意気なタイプの女子が生えてないのに、地味でおとなしめだと思ってた子が生えてる・・・なんて事実が結構あって、それは驚かされたが、まあ正直、この時は由美子のことさえ分かれば、他の奴がどうなってるかは既にどうでもよかったw
      
(由美子の裸・・・・・・由美子はまだ生えてない・・・)
      
そしてこんな話を聞けば、妄想が膨らんでくるのは仕方がない。それに正直、顔だけなら里美より由美子の方がタイプだった。
      
(やべえ)
      
「あ、なんかまた硬くなってきた・・・・・・あ、K、もしかして今の話聞いて大きくなっちゃったの!?」
      
図星だった。だが“同級生の女子も性の対象”というスイッチが入った今、こんな話を聞かされてこうならない方がおかしい。
さっきから里美にいじられていたので、また萎えたものが復活しかかっていたのだが、いわゆる完全体に戻ったのは、まさに今の話の直後でいっさい誤魔化しようがない。
だが里美はあまり怒った様子もなく(嫉妬とかするような間柄ではなかったので)むしろ興味深げに
      
「・・・ねえ、誰のハダカ想像しちゃったの?」
      
などと、笑いながら興味深げに聞いてきた。
      
「・・・あ、由美子のでしょ」
      
「!・・・・・・」
      
里美の一発直撃弾に俺は思わず息を飲んだ。もしかしてこれが女のカンというやつか。
俺はいつもなら即座に否定してごまかすのだが、この時ばかりは一発で言い当てられた恐ろしさに凍りついてしまい、咄嗟に何も言えなかった。
      
「あ、やっぱそうなんでしょ。由美子かわいいもんね」
      
「・・・・・・いや」
      
「隠さなくてもいいのに」
      
俺は追い詰められたが、だが里美もそれ以上追及してこず、別の興味事に話題を移してくれた。
      
「それじゃあさ・・・男子たちはあまり生えてなかったの?」
      
この里美の質問に、あ、やっぱり里美もこういうこと聞きたかったのかと思った(だから彼女も俺に素直に教えてくれたのだろう)
      
「(生えてる奴は)ほっとんどいなかった」
      
「・・・NとかFも?」
      
NとFは、クラスの中でも背が高くスポーツマンタイプで、おまけに顔もまあまあだったので、女子に人気のある連中だった(だがNは前述のフルチン男と同一人物)
      
「・・・あいつらは、生えてたな」
      
「あ、やっぱり。あの二人は背、高いもんね」
      
と、里美は妙に納得したように言ったが、やっぱ女はああいう奴らのチンコがどうなのか気になるのか・・・と、内心ではちょっと悔しかった(じつにバカですね)
      
里美は俺のチンコをいじりながら、またサイズを指を使ってチェックしていたらしく
      
「やっぱりKの、小さい時は弟のよりちっちゃいね」
      
「だからそれウソだろ」
      
「じゃおまけして、同じくらいでいいよ」
      
おまけってなんだよ、と思ったが、里美は俺にしつこく毛の事を聞かれたのを根に持っているらしく、今こそ反撃するぞとばかりに
      
「・・・でも大っきくなっても、Nより小さいみたい」
と、笑って付け加えた。
      
「んなことねえよ!」
      
「ううん、そうだと思うよ。(プールの時に)一回チラッと見ただけだけど・・・」
      
里美は俺がムキになるのが面白くてからかっていただけかもしれないが、本音ではこれまで奴のデカチンを見た限り、たぶん勃起しても負けてると俺も思った。
たとえ小学生でも高学年にもなれば、やはりそこまでサイズに差があると悔しいものである。
      
その後、里美のワレメが指で触れば触るほど、どんどん湿ってきていることに気がついた。
      
“女の股は気持ちよくなってくると濡れる”という知識はおぼろげながらあったが、ここでそれを口に出すと、さすがにまずいんじゃないか?毛の時とは比べもんにならないくらい怒るんじゃないか?・・・という程度の想像力はあったので、賢明にも黙っていた。
      
だが、だんだん俺が指で触る音が粘着性を帯びてきたのと、たまにツボに入ったのか、里美が「あ・・・」とか「ん・・・」とか、かわいい声を漏らし出してきたので、俺は何か状況が変わり始めたのを実感し始めていた。
      
とはいえ、具体的には何も思いつかず、ただ漫然とこのままいじるのを続けているしかなかった・・・
が、その時である。再び里美の方からアクションを起こしてきたのだ。
      
里美は俺のチンコをいじくる手を休めると
      
「・・・あのさ、今からKがびっくりしちゃうことしていい?」
      
と言った。
      
それはわざと口調を軽くしていたが、実は思い切って言ったという感じだった。
      
「え?なんだって?」
      
次の瞬間、“あれっ、なんだかチンコが生暖かい”と思った。
      
一体なにをしてるんだろうと、自分の下半身を、首と顎を引いて覗き見た。
      
すると、なんと里美は俺のチンコを口の中に含んでいたのだ。
      
俺はびっくりして「なにやってんだよ!」と叫んだ。
      
里美は答えなかった。俺も最初は驚きのあまり頭が空白になっていたが、すぐに里美のしている行為の名称に思い当たった。
(あ・・・フェラチオってやつか、これ)
      
里美は一端口を休めると、さすがに恥ずかしそうな上ずった声で「大人は・・・こういうポーズ(シックスナイン)になると、こんなことするみたい・・・だよ」
と言い「レディコミで、これ、してるの・・・あったの」
      
と付け加えた。
      
もちろん俺の読んでたエロマンガ誌にも、“それ”をしてるシーンは腐るほどあった。
実際、エロマンガ雑誌にせよレディコミにせよ罪なもので、単なる写真のみのエロ本より、はるかに膨大かつ偏った性知識を、ほんの小さな子供に与えてくれる。
      
そんなものが当時の日本では、コンビニなんかで好きなだけ立ち読みできるのだから日本の子供は幸せなものだ。
      
行政もさすがにこのままではまずいと思ったのか、数年前にビニール紐がかけられてしまったが(それまで何年野放しにしてたんだという話だが)、代わりにインターネットがあるので、ニッポンの子供たちの幸福な状況は変わっていないと思う。
      
とはいえ、知識はあっても口でチンコを舐めるなど、信じられないという思いもあり、これはエロマンガの中の話だけで、現実にやる女が本当いるのかと疑っていたほどだった。
      
里美の方も、後で聞いた話ではかなり思い切った末だったそうだが、お風呂で洗ったばかりなので・・・いいか。と、思い切ったらしい。
こうやって開き直ると、女の子の方が先にアクションする勇気と行動力がある。
      
だが俺は俺で、確かに指でいじくり合うだけなのは、さすがにもう飽きかけていたところだった。
そうなると当然、例によってエロマンガのシックスナインのシーンを思い出し、俺も里美の股間を舐めた方がいいのか・・・という常識的(?)な、発想が出てきた。
      
しかしさすがにそれは抵抗があったのでためらってしまったが、里美だけに舐めさせてるのも何か悪い気がしたので、中途半端な気持ちで「俺も・・・いいのかな」と、里美に向かって呟いた。
      
それは、(俺も舐めていいのかな)と(そんな恥ずかしいことしてもいいのかな)という、二つの意味を込めていたのだが、里美はそれを両方とも察したらしく、少し考えて
      
「・・・もう、ばれちゃったんだし」
      
と、俺の方に首を向けてポツリと言った。
それは少しずれてる返事ではあったが、里美の言いたいことは理屈ではなく感覚で何となくわかった。
要するに、俺も里美もとっくにある一線を越えて、互いの好奇心を全開にして異性の性器を“探索”しているのである。
      
その好奇心・・・ぶっちゃけて言えばエロ心が、お互い、相手にとっくにばれてしまっていると、里美は言いたかったのだろう。
――結局、里美のその言葉が決定打になった。
      
もうここまでやってるんだし、後戻りすることはないと無意識下で思ったのだろう。俺は思いきって、眼前の里美のワレメに向かって舌を伸ばし、まず恐る恐る先っぽでチョンと触れた。
      
その瞬間、里美は「あ・・・」と、これまで聞いた事のないような、かわいい声を漏らした。
      
(!)
      
まさにそれが引き金となって、俺は一心不乱になって里美のワレメを舐めはじめた。
      
いざクンニ(この単語は何故か当時は知らなかったが)を始めてみると、案外それは楽しくエロチックな作業で、俺はつい我を忘れて没頭してまった。
いきなり俺が勢いよくペロペロ舐めはじめると、里美は「あ、・・・それ・・・あ・・・ん・・・・・・」と、小学生のくせにめちゃくちゃ艶っぽい声を出しはじめた。
      
俺が里美のワレメをクンニするればするほど、彼女の中から透明の液体が溢れ出て来た。
      
(うわ、俺ら、チンコとマンコなめあってるよ)
      
その時はマンコと思っていたが、あくまで俺の舌先のターゲットは上のワレメであり、いわゆる女性器・・・膣・・・つまりマンコには手を、いや舌を出さなかった。
      
子供にとって“奥の穴”は、何かグロく、得体が知れず恐かったのと、当時の俺としては前に書いたとおり、女子の身体に一番エロチックさを感じていたのは、あくまで上のワレメだったのである。
      
「・・・あ・・・あっ・・・・・・あ・・・」
      
と、里美はますます色気のある声を出して、それが面白くて仕方がなく、俺は夢中で里美の股間に顔を埋めて舌を動かし続けたが、彼女もヨガリ声を出しつつ、俺のチンコに対して手と口を休めなかった。
      
(里美の口ん中、すげえ気持ちいい・・・)
      
するとだんだん俺の方は、下半身がしびれるような奇妙な感じになってきて、何かおかしいなと思っていると、どんどん体全体から力が抜けてきた。
      
やがて里美が一生懸命に口の奉仕を続けてくれているのに反して、俺の方はだんだん里美のワレメを舐める作業が滞りがちになってきていた。
今考えると、俺のクンニよりも里美のフェラの方が、正しい知識がある分、テクニックが上だったのだろう。
      
そもそも俺の方は女の子の“本陣”に、舌も指も突撃させてなかったのだから当然ともいえる。
      
やがて俺が気持ちよさのあまり、目の前に里美の濡れたワレメが息づいているのにも関わらず何もできなくなりつつあった。
(・・・なんか動くのダルくなってきた)
      
ほどなく俺は、いわゆるマグロ状態になり、ただ一方的に里美にフェラされてるだけになったが、里美は何も言わず、むしろ、前よりもっと懸命に手と口を動かしていた。
      
・・・後で思うに、どうやらこの時、里美は生まれて初めて、口を使って男をイカせるという事をやってみようと、決意していたのだと思う。
      
だから下手にクンニなどされていると、お口の作業に集中できなくて、かえって邪魔だったのかもしれない。
今思い返すと、この時の里美は、まだ唇で亀頭をしごくという点ではまだまだで、むしろ単に口にくわえているだけで、どちらかといえばチンコを持つ指の上下運動に頼っていたと思う。
      
むしろ補助的に・・・というより、気分的に(?)使っている彼女の舌で、俺の皮かむりの亀ごと口の中で転がされるのが、気分的にとてもエロチックで快感だった。
      
やがて、下腹部から何かがせりあがってくる感覚はますます強くなり
      
(あ、なんかションベン漏れそう)
      
と思い、里美に警告するべきかと思ったその時だった
      
「うっ・・・」
      
俺はチンコから白濁液を、すごい勢いで里美の口の中に発射していた。
      
「やべえ・・・出しちゃった・・・ションベン・・・」
      
俺は大慌てだった。小学生にとって、おしっこを漏らすのはとてつもない重大事だったからだ。
      
が、里美が起き上がって俺の方を見て座り、俺も起き上がって彼女の口元を見るとすぐに自分の出したものが、小便ではなく別のものであることに気がついた。
      
「・・・・・・あ、もしかしてそれ・・・」
      
「・・・・・・・(ちょっと待って)」
      
里美は俺を手で制すと、目をつぶり、口の中の俺の白濁液を、思い切ったようにぐっと飲み込んだ。
      
(こいつ飲んだ!)
      
「・・・・・・超まずい。漫画じゃおいしそうに飲んでだけど、ウソだった。・・・もうゼッタイ飲まない・・・」
      
と、苦く渋い顔をして言った。俺も別にショックでもなんでもなく、むしろ当たり前だと思った。
      
「・・・・・・コレ、その、精子・・・だよな?」
      
と、自分で出したのにもかかわらず、俺は里美に問いかけた。
      
「・・・出たの初めて?」
      
「・・・たぶん。出るのは知ってたけど」
      
「出たとき、どんな感じだった?おしっこした時と同じ?」
      
里美にそう聞かれて、あらためて俺は、小便をした時とまったく違う感覚・・・奇妙な倦怠感と満足感、そして腹部に軽い痛みがあることに気がついた。
      
「違う・・・なんか腹の下が空っぽになって疲れたかんじ」
      
「そうなんだ。・・・漫画の真似してみたんだけど、なんとか出来たね」
      
と、里美は達成感のこもった感じで、誇らしげに言った。
      
(これがイク・・・射精ってことか・・・俺、里美に精子出しちゃったのか・・・)
      
と、俺も内心で理解すると、やがて里美の口にイッてしまったことに対して気恥ずかしさと、奇妙な敗北感がジワジワ溢れて出してきた。
      
「あ、小さくなった。やっぱりシャセイすると小さくなるんだ」
      
と、里美はすっかり萎みあがったチンコを見て、俺の複雑な内心も分からずミもフタもないことを言ってきた。
      
「射精した時気持ち良かった?」
      
「まあ・・・」
      
最初はおしっこと間違えたとはいえ、本当はめちゃくちゃ気持ちよかったのだが、ここは相変わらずのつまらない意地で、控えめに答えた。
だがそれでも、自分の初めての目論見と実践が成功したせいか、里美は嬉しそうだった。
      
その時、俺はふとある疑問と好奇心を抱いた。
      
「・・・あのさ、女もそうなる・・・えーと、なにか出たりするのか?」
      
と、俺の方も、これまたミもフタもない事を里美に問いかけた。
      
確か、漫画では女も『イクッ』などと言っていたのを思い出したのである。
      
すると里美は、ちょっと恥ずかしそうに「・・・たぶん」と答えた。
      
俺はもっと強い好奇心が沸いて出てきて、「・・・俺、それ、見たいな」と、思い切って里美に言った。
      
「え・・・」
      
里美は一瞬呆然としたが、すぐに俺が何を言っているのか理解して、
「あのねー、なに考えてるの・・・・・スケベ」
      
と、かん高い声で、呆れたように言った。「だって、俺だけなんてずるいし」
      
・・・何がずるいのか、今となっては意味がわからないが、この時はこういう理屈(俺だけ出すのを見られたのは不公平だ)が通じたのだから、子供同士のルールとは不思議なものである。
      
だが里美は里美で、俺だけ先にイカれてしまい、欲求不満な所もあったのだろう。
      
結局、ちょっとためらった後に、俺を見て、「・・・絶対こっち見ないでね」
      
と言うと、器用に座ったまま、クルリと俺に背を向けた。
      
そして、しばらく何かためらっていたようだったが、やがて里美は手を自分の股間に伸ばし何やら腕をもぞもぞと動かし始めた。
      
背を向けていたので、最初は彼女が何をしているのかよく分からなかったが、やがて鈍い俺も、
(あ、自分でいじってるんだ・・・)
      
という事に気がついた。
      
やはり自分でするのは他人に見せたくないらしい。
      
だがそれは当時の俺にもなんとなくわかった。大人になった今でも、目の前でオナニーしろと言われたら、そういうシュミの人以外は男女共に抵抗があるだろう。
      
そして、どうやら俺がやるよりも、自分の方が快楽のツボが分かっているらしく(すでに里美はオナニー経験者だったのには間違いない)、その間にも里美は「あ・・・」「ん・・・」などと、抑え気味ながらも悩ましげな声を漏らしていた
      
そんな声を目の前で出された日にはたまらないし、何よりも
(うわ、里美が自分でマンコいじってる)
      
という事実を言語化して、頭の中で反芻すればするほど興奮した。
      
俺は自分の中の、一度はキュンと落ちたリビドーが蘇りつつあり、再び股間にどんどん血が通ってくるのがわかった。
      
そんな時、ふと里美が一端手を休め、首だけ廻して俺の方を振り向いた。
      
たぶん少しの間、背を向けていたので、背後で俺が何をしているかちょっと気になったのだろう。
      
俺は慌てて再びガチガチになったチンコを手でおおい隠したので、里美は不信な表情になった。
      
「・・・なんで(今さら)隠してるの?」
      
「・・・・・・・・・・・・」
      
里美の声を聞いて勃起したなんてバレるのは、これもまた相当に恥ずかしい。
      
「あ、もしかして」
      
と、里美は言うと、ちょっと慌てたような、そして怒ったような表情で、俺の腕を取ると、むりやりガードした手をはがそうとした。
      
「おい!」
      
「・・・あのさ、また大きくなっちゃったんでしょ」
      
「なってねえよ」
      
「じゃなんで隠すの」
      
などとやりあったが、結局、抵抗しても無駄で、見られてしまった。
      
「・・・・・・あ、やっぱり・・・」
      
里美は俺の再び元気になったチンコを見て、呆れたように言った。
      
「・・・・・・・・・だってよ。仕方ねえし」
      
仕方ねえし・・・という俺の言葉に、里美も自分の自慰行為と、そこから漏れる声が原因だと察したらしく
      
「ホントにKってスケベだね」
      
と、怒ってはいなくとも、複雑そうな笑い顔で言った。
      
「男ってわりとすぐに大きくなっちゃうもんなんだ・・・でも別に、いつも必死になって隠さなくてもいいのに・・・」
      
そして里美は、指で俺の勃起したチンコに軽く指を触れると、「かわい」と言って笑った。
      
「やめろよ」
      
「だってかわいいんだもん」
      
そう言うと、里美は調子に乗って、チンコを指で連打してきた。
既に俺を一度射精させたという強みもあり、こうなると、また主導権は里美のものに戻りつつある。
      
その時だった。珍しく俺の頭に天啓(?)が訪れ、次の瞬間、ほとんど無意識に口が動いた。
      
「・・・あのさ、もう一回、さっきのやらねえ?」
      
もちろん、それはシックスナインのことである。
      
里美は最初、虚を突かれた感じで、「え・・・」と言い、ちょっと考えていたが、特に断る理由もなかったのか、「・・・いいよ」と承諾してくれた。
      
「・・・でも、お風呂からはもう出ようよ。いいかげん湯冷めしちゃうし」
      
と、里美は言うと、さっさとシャワーを手に取り、体を流し始めた。
      
その後、俺たちはもう一度体を洗うと(ベトベトしたものがついてたので)夏が近いとはいえ、すっかり体が冷え切っていたので、また二人でいっしょに湯船に入った。
      
さすがにもう里美は身体を隠したりはしておらず、さらに、もう一度アレをするかと思うと俺は興奮して、その間、ずーっとチンコは勃起したまま里美の方を向けっぱなしだった。
      
里美は呆れたように「・・・そんなに早くしたいの」と言うと、湯の中の俺のチンコをまた突っつき「興奮しすぎ・・・」と、笑った。
      
俺としては、“今は好きなこと言ってろ、けど今度は俺が勝つ”・・・などという、わけのわからない誓いを内心で立てていた(何に勝つというんだか)。
      
そして、二人で風呂場を出て身体を拭いていると、ふと、衣類カゴの中の里美のパンツとスポーツブラが目に留まったので、俺がついしげしげと眺めていると、それに気づいた里美が「なに見てんの!!」
      
と、驚くほど意外に強い調子で怒って、さっさと自分の腕の中に丸め込んでしまった。
      
裸を見られてるのに、脱いだ下着を見られるのが嫌だという理屈が、当時の俺にはさっぱりわからなかったが、とりあえず逆らうのはやめておいた。
里美は身体を拭き終わると、パンツだけを履き、上半身はバスタオルを軽く体に巻いて、「こっちきて」と、俺を自分の部屋の方に手招きした。
      
俺は面倒くさいので、自分の衣服を片手に全裸で里美について行ったが、よその家の中を全裸で歩くと言うのは、なんとも言えない冷え冷えとした緊張感があるものだった。
      
俺たちは里美の部屋に入ると、まず二人で彼女のベッドの上に横に並んで腰掛けた。
      
俺はこの時、何よりもこれからベッドの上で里美とエロいことをヤる・・・というシチュエーションに激しく興奮していた。
やはりエロ漫画でもエロビデオでも、こういうことをやる基本はベッドの上・・・ということが、頭に刷り込まれていたからである(屋外プレイなども知識では知っていたが、当時はそんなことする奴の神経が信じられなかった)
      
けれど、先ほどまで風呂場でダダダダダと、衝動と好奇心に任せて色々エロいことを連続してやってきたのに、こうやって一端流れが途切れると、少し気恥ずかしさが出てくるものだった。
俺も里美も、もう一度シックスナインをやると決めていたのはいいものの、どうも自分から「さあ、やるか」みたいな感じで仕掛けるのは照れがあり、なんとなく左右に並んで座ったままになっていた。
      
だが、それでも俺のチンコは相変わらずおっ立たせたままで、里美にはやたらそれが横目について気になるのか、彼女の方から緊張を解かんとばかりに、「えい」と言うと、おちゃらけた感じでチンコを突っついてきた。
      
「おまえなー」
      
俺はおかえしとばかりに、里美の股間に手を伸ばすと、パンツの中に手を突っ込んでやった。
すると指先に茂みを感じて(官能小説的表現)、すでに一度見たり触ったりしたものとはいえこうやって感触を味わうのはなにか非常にエロチックで、俺はたまらなくなった。
      
そして俺はそのまま里美をベッドに押し倒した・・・なんて書くと、残念ながらウソになる。
      
むしろ、俺がリアクションしてきたのをきっかけとばかりに、里美は自分で上半身に巻いたバスタオルを脇に置くと、のっかかってきた俺を受け入れた感じだった。
      
俺たちはベッドの上で。俺が上になって重ねもちになったので、互いの胸と胸がぴったりくっついていた。
里美の大きなおっぱいが俺の胸の下で柔らかく潰れて、この感触がまたたまらない。
一方、下半身方面では股間と股間が触れ合っていて、里美のまだパンツを履いている股間部に、ギンギンの俺のチンコが押し付けられていた。
      
(・・・なんかこれ、セックスしてるみたいだな)
      
と、俺は思ったが、じゃあ実行しちゃおう・・・といかないあたりが、やはり子供の限界だった。それどころか、キスの一つもせず(ペッティングよりキスの方が恥ずかしかったし、そもそも発想の外だった)、とりあえず俺は、目の前に広がる里美のおっぱいをいじくることにした。
      
里美は里美で、股間が触れ合ってるのを意識しているせいか、なにか顔が軽く上気しているようで、手を伸ばして自分のパンツの上の俺のチンコに触れ、
「すっごくカチカチ・・・」と、なにか恥ずかしそうに言った。
      
「なにしてんだよ」
      
「Kだって、パンツにくっつけてるじゃん。興奮してるんでしょ。さっきよりもっと硬くなってるよ」
      
事実だった。里美のパンツにチンコをくっつけているという状態は、まさに至福の時だった。
      
俺はこの後に及んでも、“本番”しようなどという考えは未だになかったが(やり方もわからなかったし)、けれど当然の帰結(?)として、こうなればいっそ股間をナマとナマで触れ合わせたい、と強く思った。
      
俺は手を伸ばして里美のパンツに手をかけると、むりやり下に降ろそうとした。だが身体が密着していたためになかなかうまくゆかない。
      
「え、ちょっと・・・」
      
と、里美は言ったが、すでに今さらだと思ったのか、あまり強くは止めては来ず、少し苦戦しながらも、俺は脱がすことに成功した。
      
俺はすかさず、あらわになった里美の股間のワレメの表面に、チンコをぴたりと乗せた。その俺の行動が、あまりに素早く、そして目的がわかりやすかったせいか、里美は苦笑いして「パンツが邪魔だったんだ・・・スケベ・・・」と呆れていた。
      
密着している股間部を見ると、俺のチンコは浅く横向きに里美のワレメにくわえ込まれている感じで、無毛の俺の股間と、毛のある里美の股間の違いが、大人と子供の差を現しているようだった。
      
「なんか生暖かい・・・・・・」
      
「・・・いいじゃん」
      
「そんなにくっつけたかったの」
      
「まあ・・・」
      
「あ、素直だ。超珍しい」
      
と、里美は笑った。
      
股間と股間の触れ合いは、パンツ越しでも興奮したが、やはり生同士の感触は素晴らしく俺は思い切り里美のワレメにチンコを擦り付けてしまった。
      
「超エローい・・・」
      
里美はあくまで、股間と股間をくっつけたいという俺のエロ心に呆れているだけで、セックスの知識がありながら、俺にむりやり挿入されるかも・・・などと警戒するような様子はこの時点でもなかった。
      
それは付き合いの長さがからくる信頼か、もしそうなっても、いざという時は抵抗できると思ったのか、そのどちらかだったのだろう。
      
けれども元来勝気な里美は、先ほどから俺が先手先手でいろんな事をしてくるのにちょっと不満だったらしく
「えいえい」
と、ふざけた調子で言いいながら、下から股間部を突き上げてきた。
      
俺は里美のその行為に興奮しつつも、冷静な部分で(ますますセックスっぽいな)と思ったが、やはり実行しようとは思わず、これだけで充分気持ちが良かったので、その先に進もうと思わなかった。
      
里美はすばらしい腰のバネを使い、大人になりかかった股間で俺の子供チンコを飲み込まんばかりに
激しく下から突き上げてきた。
      
お互いに先走り汁(?)を漏らしているせいか、やたら滑りもいい。
俺としてはこのままコレを続けてもよかったのだが、里美がおそらく恍惚になりかかった俺の顔つきを見て、急に冷静になったらしく
      
「・・・ねえ、そういえばシックス・・・アレじゃなかったの?」
      
と言ってきて、それで俺は本来の目的を思い出した。
      
このまま続けていれば、やがて挿入に及んでセックスに突入・・・は、お互いにやり方がわからなかったのと、それだけは何か抵抗があったので、結局やらなかったと思う。
だが下手をすると、このまま擦り合わせたまま、里美の下からの突き上げに耐えられずに俺が暴発してしまった可能性があったので、ここでやめたのは恥をかかずに済んで正解だった。
      
「ねえ、このまま続けてたら出ちゃいそうだったんじゃない?」
      
里美はまるで俺の心の中を読んだかのように、からかってきた。
      
俺が「いや・・・」と、短く否定すると、里美は、
「本当?顔がなんかやばい感じだったよ」
      
と言って笑った。
      
実際に今すぐにイキそうというほどでもなかったが、あのままやられていたら結局は時間の問題だっただろう。
      
俺としては今、里美の股間から受けた刺激から、回復(?)のためのインターバルを取りたかったので、すぐにシックスナインの姿勢にはならず、なんやかんや、里美のおっぱいだの乳首だのをいじったりして、彼女をからかって時間を稼せごうとした。
      
だが、当時の俺にはたいした時間稼ぎの話術や知識(要するに前戯の知識)などなかったため結局大した間も取れずに、なし崩し的に再び二人で(横寝スタイルの)シックスナインの姿勢になった。
      
すると、今度はその体勢になったとたん、里美は何のためらいもなく、いきなり俺のチンコをくわえてきた。
      
(早っ)
      
女の子は最初は恥じらいだのためらいがあっても、一度実践してしまうと、次からはもうまったく躊躇しないものらしい。
      
里美はまるで、彼氏と日常的に前戯をこなしてる大人の女のように、こんなことは手馴ているとばかりに、さも当たり前のごとくフェラを始めたのである。
後手にまわった俺は、慌てて負けるものかとばかりに、里美の股間に舌と指を伸ばした。里美の股間部は、さっきの俺との股間の密着行為が多少は効いたせいか、まるで漏れた水道のごとくだった。
      
(・・・やっぱ、こっちの奥の穴も触った方がいいのかな。でも舐めるのはなんか嫌だよな)
      
などと、里美がガチンコで二度もフェラチオしてくれているのにも関わらず、俺は勝手なことを考えていたが、そこで思いついた妥協案として、舌では上のワレメ。そして奥の穴は指でいじくることにした。
      
「あ・・・・・」
      
奥の穴を指で適当に優しく撫でると、里美の反応がさきほどより良くなったので“あ、やっぱり女はこっちの穴の方が気持ちいいのか”と理解できた(それでも当時の俺は最後まで上のワレメの方が好きだったが)
      
思えば子供の慣れというものはすごいもので、今や俺も里美も、異性の性器を舌や唇を使って舐めるなんて(子供にとっては)異常な行動を、ごくあたりまえのように行なっていた。
      
俺も一度目のシックスナインの時はかなり抵抗があったのがウソのように、里美の股間を舐めることが楽しくて仕方がなかった(やはり可愛い声をあげて反応するのが一番良かった)
      
一方、里美のフェラだが、まったくの素人の子供の俺でも、さっきより彼女の亀を咥えて唇でしごくテクニックと、指の使い方のコンビネーションが、かなり上達している事がはっきり分かった。
      
里美が俺のサオを指で上下させつつ、口の中で彼女の舌がチロチロと動かすたびに思わず声が出そうになった。
      
「・・・さっきよりいい感じ?」
      
と、里美が自分の研鑽の成果を聞いてきたので、つい素直に「・・・まあ」と答えると
      
「・・・Kのが小さいからやりやすいみたい」
      
「・・・・・・・うれしくねえよそれ」
      
「でも、もっと大きいとやりたくないかも。何かつらそう」
      
「Nのとかフェラチオしたらキツそう?」
      
「・・・そういう事言わないでよ」
      
と、里美はちょっと怒ったように言った。こんなことをしつつも、そういう品の無いことを言われたくない女心のようだった。
      
そして反撃と当てこすりのつもりか
      
「Kも由美子にこういうのしてほしいって思ってるんでしょ?」と、からかうように言ってきた。
      
「・・・んなことねえよ」
      
と、口では言ったが、女と違って男は単純かつ無節操であり、もちろん本音は思い切りYesだった。
瞬間、脳内変換で里美の顔と体が由美子になり、今、由美子とエロいことをしている自分の姿を妄想してしまった。
もし今、フェラしてくれてるのが由美子だったらとか、目の前のワレメが由美子のツルツルのワレメだったらとか、脳内変換すると、また新しい興奮が身を包むのを実感した。
      
「・・・なんかさっきより元気になってない?」
      
相変わらず里美のカンは鋭い。
      
正直、硬さは復活したとはいえ、すでに一発出してる分、さっきよりはテンションがわずかに落ちていたのだが、これで完全に復活した。
      
(由美子とシックスナイン・・・うわ、超してみてぇ)
      
この時、仮に由美子が相手でも、俺は喜んで由美子の股間に顔を埋めてワレメを舐めただろうし、由美子がフェラしてくれた日には、里美の時と同じか、もっと早く由美子の口に出してしまっただろう。
(・・・だけど由美子って恥ずかしがってそう簡単にハダカになりそうにないよな。まして口でするなんて絶対ありえないよな。でも、もししてくれるなら、ゆっくり優しくやってくれそうだな――)
      
・・・里美とこんなことをしている最中であるのに、別の妄想が頭をもたげてくるのだから、男という生き物は子供のころから凄いものだと思う。
つまり男は女の思っている、軽く100倍は助平だということだ。
      
その時、里美に口で奉仕されている俺のチンコに別の刺激が走り、俺は妄想から現実に引き戻された。
      
(ん・・・?なんか挟まれてるぞ。やわらけえ)
      
無理な体勢ながら、なんとか自分の下半身が何をされているか見ると、里美は小学生にしては豊かなおっぱいを使って、俺のチンコを挟みながらフェラを続けていたのだ。
      
(あ、これ、なんて言うんだっけ・・・)
      
咄嗟に名称が出てこなかったが、やはりエロマンガで見たことのあるプレイの一つを里美がしていることは分かった。
      
・・・正直、感動した。こればかりはクラスの女子たちの中でも、里美とその他一人二人程度しかできない芸当だろう。
もちろんペタン子の由美子では絶対無理だ。まさかさっきの事で『これは由美子には出来ないでしょ』と、張り合ったわけでもないだろうが…(そういう性格ではなかった)
      
しかし、しばらく経って、
      
「・・・むずかしい」
      
と、里美は呟いた。
      
確かに里美がそれを、つまりパイズリを始めた途端、口の中のチンコへの刺激度が落ちた感じだったし、乳房にもあまりうまくチンコを挟めてない感じだった。
      
さすがに初心者には、おっぱいと口で同時に奉仕するテクニックは、本で読んだ程度で真似をするのは難しいらしい。
だが、これはむしろビジュアル面で興奮できた。特に里美の乳首が、チンコのサオの部分にこすれる所など、クンニを中断して見入ってしまった。
だが里美は、また動きが止まった俺に特に文句を言わず、とにかく頭の中にある知識を片っ端から試してみたいようだった。
しかし里美は結局、この体勢で続けるのを諦めたらしく「・・・あのさ、上に乗っていい?」と俺に聞いてきた。
      
「上って?」
      
と俺が聞くと、説明するよりも早いと判断したらしく「あお向けになって」と里美は言うと、それに従った俺の上に身体の方向を逆さまにして乗ってきた。
      
(・・・あ、これ、別のシックスナインか)
      
というより、むしろこっちがスタンダートなやり方だろう。俺も横向きより、ワレメが真上にある方が何かとやりやすそうだった。
だが上になった里美は、決してデブ型ではないが俺よりはるかに体格が良い。
      
(・・・重い。もし由美子なら軽かっただろうな)
      
などと、また俺が不誠実なことを考えていると、安定したマウントポジションを得た里美はまずおっぱいをだけを使って俺のチンコを挟み、前後にしごいてみる事から始めてきた。
      
(あ、気持ちいい)
      
だんだん余裕が出てきたのか「Kのチンチン、あたしの胸にぜんぶ埋もれちゃう」
      
などと、里美は俺をからかいつつ、パイズリを続けてくれた。
      
そんな感じでまた何分か続けてゆくうちに、パイズリとフェラを同時に行なうコツを少しづつ掴めてきたらしく、下半身への刺激と気持ちよさがどんどん増して行き内心で(コイツすげえ・・・)と、俺は脱帽してしまった。
      
けれども、里美のテクニックが上達してゆくのにも関わらず、俺はただ無造作に上にあるワレメを舐めていただけで、後は申し訳程度に“本陣”を指で触っていただけだった。
      
すると、里美は片方の腕を自分の股間に伸ばし始め、そして指を自分の膣部にあてがった。
(あ、こいつ、自分でもやり始めた)
      
里美は微弱な刺激しか与えてくれない俺に業を煮やしたのか、俺の下手くそな舌&指使いを補助するかのように、何度か自分の指を股間に伸ばして、いじり出したのだ。
      
「・・・あ・・・あ・・・」
      
その途端、里美は気持ちのよさそうな声を漏らし出した。
もっと気持ちよくなりたい里美が、自分の指で自分のワレメを刺激しているかと思うともちろん興奮した。
・・・だが、結局それなら俺は必要ないんじゃないかと、かなり情けない気持ちになってきた。
      
なので、里美が自分の指でいじった部分や、その動きを思い出してマネしたりして自分なりに工夫してみたら、少しは効果があったようだった。横向きになっていた時はよくわからなかったが、奥のワレメの中には、豆のようなものがありそこを触るといい反応があると発見したのもこの時だった。
      
「あ・・・あ・・・んっ・・・あ・・・ん・・・」
      
「あ、やっぱここいいのか?」
      
「・・・・・・・」
      
里美は恥ずかしがって答えなかったが、俺もようやく連続的にあえぎ声を出させる事に成功しつつあった。
      
が、やがて・・・やはりというべきか、またしても途中から俺の方だけが気持ちよくなりすぎで気がつけばまたもや俺はマグロ状態に陥りつつあった。
      
俺がようやく左右のジャブを覚えだした程度でありながら、里美はパイズリというとんでもない破壊力のアッパーを得たという感じで、俺は既に一度出してしまってるハンデがあるとはいえ、これではやはり勝負にならない。
      
俺の動きが鈍くなってきたので、里美がこれは一回目と同じ状況だと察したのか
      
「・・・K、もう出そうなの?」
      
と聞いてきた。
      
「いや・・・まだ・・・」
      
と、俺はカラ意地で突っ張ったが、既にかなりやばかった。
必死に里美を先にイカせようとしたが、里美は結構ヨガってくれるものの、何かが足りないらしく、そこから先には行かなかった。
      
俺はなんとか出すまい出すまいと抵抗しつつ、大きく息を漏らし、思わず腰をよじらせると、里美は俺がもうやばい事に完全に気がついたらしい。
      
「・・・あのさ、別にガマンしなくてもいいよ」
      
「ガマンしてねえよ」
      
俺のこの後に及んでのカラ意地に、里美はちょっとムッとなったようで
「まーた素直じゃない・・・」
そう言うと、里美はオッパイを使うのをやめて、チンコを刺激する手段を、手と口だけに絞ってきた。
      
(これやべえ)
      
里美の唇がさっきよりもキツめにすぼめられたようで、俺の皮かむりの亀を高速で上下に往復させ、亀の下の部分には指の輪っかをはめて、これも軽く上下にしごいてきた。
      
こうなると俺はもうクンニどころではない。下手すると、男の俺も声を漏らしそうになって慌てた。
やはり普通のフェラのみの方がやりやすいらしく、里美はさらに上下運動の速度を上げてきた。
      
里美は俺の限界を見切ったらしく、いったん口からチンコを出すと
      
「もう出ちゃうでしょ?そうならそう言って」
      
と言った。
      
これは別にSっ気のある女のように挑発しているわけではなくw、里美にしてみれば、さっきみたくいきなり出されるのは嫌だったのだと思う。
      
「・・・まだ」
      
里美が切羽詰った俺の言葉を信じたのかわからないが、黙って再び俺のチンコをくわえてきた。が、そこまでが限界だった。
      
再びくわえられて、里美の舌先が亀に触れた途端、俺のチンコは限界を超えて、そのまま一気に里美の口の中に発射してしまった。
      
(出しちゃったよ・・・)
      
「・・・ぷ・・・・・・っ・・・」
      
里美はいきなり俺に射精されて、のどの奥でむせていた。
      
そしてさっきの宣言どおり、今度は精液を飲んでくれず、そのまま自分の頭の近くにあったティッシュ箱から中身を何枚か取り、それに口から精液を吐き出した。
「・・・いきなりノドにきちゃってさぁ・・・・・・だから出るなら出るって言ってって・・・ゴホッ・・・てっ・・・コホ・・・」
      
軽く咳き込みながら、そのテッシュを丸め、俺にやや非難がましい口調で、里美は言った。
      
里美はまだ咳き込んでいる。俺はさすがに申し訳ない気持ちになり、「・・・悪ぃ」と素直に謝った。
      
すると里美は「・・・なんで意地張ってウソつくのかなー」と、呆れたように言った。
      
もちろん、あっさり先に出したら恥ずかしいからだが、里美も俺と言う人間を知り尽くしているのでもちろんそれはわかって言ってる。
      
「でも男の子って最初のうちはすぐ射精しちゃうって聞いた事あるよ。だから仕方ないじゃん」
      
と、最初は俺を非難しているような感じだったが、後半から慰めているような口調になった。
      
「・・・でもさっきより上手くできたでしょ。またKの方が先だったね」
      
と、里美は達成感を込めつつ言ったが、また俺に先にイカれてしまい、やや不満そうではあった。
里美の股間も洪水のごとく濡れ方が激しくなっていたが、“イク”にはまだのようだった。
俺はなんだか悪いような気持ちになり「そんじゃ俺、まだやるよ」
と言って、俺は里実のワレメいじりを再開した。
      
もちろん射精してテンションは落ちていたが、義務感がそれに勝った。
だが里美も俺だけに任せていてはラチがあかないと思ったのか、先ほどと同じように、また自分の指を伸ばして、俺の作業の援護をした(というより、はっきり言って俺は邪魔なだけだったと思う)
      
「・・・おまえ、やっぱ自分でもするのな」
      
「うるさい」
      
さすがに、あんたがヘタクソだから任せておけない・・・なんてストレートなことは言わなかったが、内心ではやっぱりそう思っていただろう。
しかし、努力の甲斐があったのか、やがて里美のよがり声は
      
「あ・・ん・・あ・・ん・・あ・・ん・・あ・・ん・・・・・」
      
と、なにか奇妙に規則正しくなってきて、どんどん速度を増していった。
俺が執拗に“お豆”を撫でていると、里美は「あ、だめ」と言って、俺の手を何度か払いのけようとした。
俺は思いっきり無知で馬鹿だったので、里美が本当に嫌がってやめさせようとしていると思い
      
「(さっきまで文句言わなかったのに)なんでだよ」
      
と、非難すると、里美は「・・・スケベ」とひと言だけ返事した。これも(当時は)意味がわからなかった。
      
俺がめげずに、再びいじると
      
「・・・あのさ、あのさ、これ以上だと、もう、あたし・・・」
      
と、里美は切羽詰った様子で言った。
      
これまた馬鹿な俺は、(え、なんか体とかヤバイのか)と本気で心配したが、里美自身が自分の指の動きを止めないので、俺も少しためらいつつも、またいじるのを再開した。
      
「あ・・ん・・・あ・・んっ・・・あ・・ちょっともう・・・ホントに・・あ・・・」
      
俺の作業中の片方の指を、里美がまた手で掴んで止めたので、なんでさっきから邪魔するかなー、と思いつつ、もう片方の指でしつこくいじり続けた。
      
そのたびに、俺の上で里美がケイレンするように、上下左右に「んっ・・・!」と声をあげながら激しく動くので、下にいる彼女よりひと回り小さい俺は、めちゃくちゃ体重がかかりかなり辛かった。
すると里美はその俺の指を抑えつつ
「んっ・・・んっ――!!」
      
と、これまでで一番切羽詰った可愛い声をあげて、体内から透明の液体をたくさん出した(いわゆる潮吹きという感じではなかったが)
      
“あ、これ、イッたのか”
      
と、さすがに鈍い俺も気がついた。
      
だが、その液体ならさっきからとめどなく出ていたのだから、女は男みたくはっきりと“ドピュッ”って出る感じじゃないんだな・・・と思った(実際は個人差があるんだが)
      
イッた後、里美は急に脱力したように動きを止めた。そのせいでますます下の俺に体重がかかり、『重えよ』のセリフが喉まで出かかったが、今の満足感に満ち溢れた空気をぶち壊しにして里美に怒られたくないので、とりあえず「・・・終った?」と聞いた。
      
「・・・・・ん・・・うん」
      
里美は恥ずかしそうな声で答えると、のっそりと俺の身体の上から起き上がり、ベッドのふちに腰かけて、大きく息を漏らし
      
「・・・疲れたぁ」
      
と言った。
      
俺も同感だった。
      
――里美のこの言葉で、ちょうど二人とも魔法から覚めたような感じになり
      
――と、まあ、この日はこれで終わり、俺は家に帰った。
      
そしてこの後も、この事をきっかけに、ちょくちょく二人でエロいことをしたが、初回のこの日ほどインパクトのあることはしなかったと思う(お互いに慣れてしまったというのがあるが)
      
後は後日談というか、単なる付記になるけれど――
      
ただ、この日に得たものは、色々な意味で人生にとっての大きなターニングポイントになったと思う。多くの性知識の他に、この日を初めに俺はオナニーというものを完全に理解したのことが大きかったw
      
それまでもチンコをいじったり、どこかに擦り付けたりと、オナニーの真似事はしていたが、フィニッシュまでやるというのは、里美に射精させられたことによって初めて理解した。
      
そしてこの日以降、サルのようなペースで習慣化したw
また、里美から得たクラスの女子の下の毛情報は、俺の中で小学校卒業まで・・・いや、それ以降も尾を引いたw
      
学校でその女子たちに会っても、「こいつ、おとなしそうな顔して生えてるんだよな」「こいつ、クソ生意気でムカつくけど、まだツルツルなんだよな」などと、すぐに連想してしまい、そして敏感な年代なので、ちょっと妄想が頭の中で進展すると、すぐに股間がふくらんでしまったw
      
特に本文に登場した由美子なんかの前では、会話とかしていても、何度も彼女のハダカがチラつき、思春期前夜の身としては辛かった(その由美子についてはまた別のチョイエロ話があるのだが、これはたいして長くならないのでひょっとしたらそのうち軽く書くかも・・・)
      
そして里美ともっと先・・・つまりセックスの段階に行くのは、やはり小学生でやるのはいけない事なんじゃないかという共通認識と、未知の世界への恐さがあったため(今でもやはり小学生のうちはやらなくて良かったと思う)めでたく実現したのはかなり先の事になった。
      
中学に入ってからは、あまりエロい体験をする機会に恵まれなくなり、里美との交流も一端途切れてしまい、ややブランクが空くことになる。
      
それでも結局、俺の初めての相手は彼女ということになったのだが、その時の童貞喪失話は今回と同じくらい長くなりそうなので(いや、半分くらいか?)、また別の機会に。
     

 

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