「え? また別れたの? どうせ、浮気したんだろ」 妻の涼子が、遊びに来ている僕の友人の和人に、あきれたように言う。 「違うって、性格の不一致? 方向性の違いだよ」 和人は、相変わらず適当なことを言っている。昔から、いつもノリが適当だ。イケメンでモテるタイプなので常に彼女はいるが、あまり長続きしたのを見たことがない。 和人は高校からの友人で、親友と言っても良いと思う。草食系というか、どち...
「うん。それはわかったけど、私なんかの裸に、本当にお金出す人なんているの?」 妻の明日香が、怪訝な顔で言う。僕は、繰り返し同じ話をした。きっと上手く行くはずだし、上手く行かなかったところで何もデメリットはないと言うことを。 「うん……でも、やっぱり恥ずかしいな」 モジモジと恥ずかしそうにしている明日香に、ちょっと頑張ればすぐに家が買えるはずだと説得をした。 「そうだよね……普通に貯金して...
伊達ろく
ぽりうれたん
ZOCKZOCK出版
完堕ワイフ
夕方からの雪で、路面凍結や渋滞が心配でいつもより早く帰宅した。今年の冬は比較的暖かくて、年末から年を越えた今日まで、一度も雪は降らなかった。 毎年、2回程度は大雪で交通がマヒする地方都市だが、今日の雪は天気予報でも予想されていなかった。慌てて車を走らせ帰宅すると、玄関に男性もののスニーカーがあった。 ただいまと声をかけると、リビングの方から、 「パパ!? お帰りなさい! ちょっと待ってて...
「なんか、緊張してる?」 ソファに座っている涼介に、みゆきがニコニコと笑顔で話しかけた。涼介は、 「はい。なんか、本当にするんだなって……」 と、硬い表情のまま答えた。今、涼介の家に二人きりだ。みゆきは、涼介の妻ではない。涼介の妻の優子は、みゆきの夫の誠吾と一緒に彼の家にいる。 今日は、パートナーを交換して1日を過ごすという、スワッピングのような事をしている。涼介夫婦と誠吾夫婦は、お隣さ...
のぞみは、いつものように二分と保たずに果ててしまった夫のことを見つめていた。健吾は、荒い息遣いのまま、 「ゴメン、もう出ちゃった。本当にごめんね」 と、申し訳なさそうな顔で謝っている。のぞみは、内心の落胆を隠しながら、 「謝らないで。すごく気持ちよかったよ。愛してる」 と言った。 のぞみと健吾は、結婚して一年ほどだ。大学のサークルで知り合った二人は、お互いが一目惚れ状態で恋に落ち、6年...
妻のまさみと、結婚して4年経った。息子も3歳になり、可愛い盛りだ。幸せな日々で、何も文句はないと思っている。 まさみは32歳になり、そろそろ目尻のシワも多少目立ってきた。ただ、高校大学とバレーボール部で頑張っていて、今も家での軽い筋トレは欠かせないので、身体はとても若々しい。 Gカップある胸も、まださほど垂れているとは思わないし、ウェストもくびれがある。太ももだけは太目だが、筋肉で太いと...
僕の仕事は出張が多い。貿易関係の仕事で、台湾やタイ、シンガポールに行くことが多い。まだ結婚して1年も経っていないので、出張で家を空けるのがけっこうツラい。 ただ、最近はどの国に行ってもネット環境がしっかりしているので、テレビ電話も出来る。妻のひな子には、寂しい思いはあまりさせていないと思う。 ひな子とは、結婚してもうすぐ1年経つ。まだ新婚気分が抜けない。僕が27歳、彼女が25歳の時に出会...
もう、珍しいことではないかも知れませんが、私も妻の秘密を話したいと思います。 私は妻と妻の姉のケイ子さん、そしてその旦那さんの宗太郎さんの4人で久しぶりに旅行に行きました。子供達も皆、中学に入り留守番をさせても良いと、判断したからです。 私達はハイキングをし、旅館の温泉につかり、それから床に着きました。しかし、どうも興奮して寝付くことが出来ません。 ーもうひと浴びしてくるか 私は、再...