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中嶋の指はまるで香苗の身体の事を全て知り尽くしているかのように動いていた。
自分でも知らなかった自身の性感スポットを簡単に見つけられてしまった香苗は、ただただ中嶋のテクニックに翻弄され続ける。
そして今、絶頂への予感が香苗の全身に襲い掛かってきていた。
グチャグチャグチャグチャッ……!!!
香苗 「ああ……あっあっあっ…ンッ…ハアア!!もうっ……ああ……」
中嶋は絶頂の兆しを見せ始めた香苗をさらに追い詰めるべく、もう片方の指で香苗の陰核を同時に弄り始めた。
絶頂寸前であるために限界まで勃起したクリ○リスは皮が捲れて敏感な部分がむき出しになっている。
そこを絶妙な力加減で刺激する。
香苗 「あっあっダメェそんなのぉ!ンッアッアッ……!!」
もはやどんなに力んでみても、どんなに声を出して快感を外に吐き出そうとしても、絶頂は逃れられなかった。
……もうダメッ……ホントにイッちゃう……ああ……イクッ……
襲ってくる快感と闘う事を諦め、我慢する事を止めた瞬間、その快感の大きな波動は香苗の身体を突き抜けた。
香苗 「あっあっあっんーーー……もうダメェェ!!ンァアアアアッ!!!」
バチバチバチ!!と、まるで脊髄から脳髄まで電流が走ったかのような感覚。
頭の中が真っ白になった。
喉から搾り出すような声を漏らすと同時に、全身が強張り、背中を弓のように反らせ、快感の絶頂に達した事を表現する香苗の身体。
中嶋 「おっと!ハハッ凄いな奥さん」
中嶋は、香苗を絶頂に導いた2本の指がギュウっと締め付けられるのを感じながら、香苗の反応の大きさに少し笑いながらも驚きの表情をみせていた。
香苗 「ンーーー……ッハアア!!ハァ……ハァ……ハァ……」
全身の硬直から一気に脱力した香苗の身体は、その後もビックンビックンと絶頂の余韻に痙攣を続けている。
中嶋はそんな香苗の膣口からゆっくりと指を引き抜く。
ヌチャ……という卑猥な音。中嶋の手の平には香苗の濃厚な愛液が溜まっていた。
透明ではない、白濁した粘り気を帯びた液体が光沢を放っている。
中嶋 「あ~ぁ、ベトベト……それにしても凄い反応ですね、いつもこんな感じなんですか?」
香苗 「ハァ……ハァ……ん……ハァ……」
香苗はまだ頭を働かせる思考力が戻ってきていないのか、額に手を当てたまま目を閉じ、荒い呼吸を続けていた。
しかし頭が働かなくても、香苗は全身で感じていた。
これほど大きな快感を感じたのは生まれて初めてだと。
それは祐二とのSEXでも、オモチャを使った自慰行為でも決して届かなかった領域。
そんな今まで想像さえできなかった快楽を、香苗はこの男のたった2本の指に教えられたのだ。
中嶋 「ハハッ、余程気持ちよかったんですね。汗掻いてますよ、暑いでしょ。これも脱いじゃいましょ。」
中嶋はそう言いながら、香苗がまだ身に纏っていたブラウスやブラジャーを手際よく脱がせていく。
香苗はそんな中嶋のされるがままに、身体から衣服が外されていく感覚だけを感じていた。
中嶋 「ふぅ……ついに裸になっちゃいましたね奥さん。」
スーっと香苗の素肌の上で撫でるように手を滑らせる中嶋。
すると香苗の身体はビクビクとそれに反応を見せる。
中嶋 「こんなに敏感になって……ハメたら凄い事になりそうだな。」
そう小さく呟いた中嶋の言葉が耳に届いた瞬間、香苗の膣はキュウっと締まった。
……ハメる……
夫の祐二だったら絶対に使わないであろう表現。
その卑猥な表現から連想する展開。
中嶋のアレを、これからアソコに入れられる。
そう思った瞬間から、絶頂によって快感への欲求を解放されたはずの香苗の女性器が、再びウズウズと疼き始めた。
中嶋 「いつまでも奥さんだけ裸じゃ可哀相ですからね。」
目の前で中嶋が着ていた服を脱ぎ始める。
服のしたに隠れていた中嶋の筋肉質な肉体が、香苗の心を擽る。
夫の祐二とは明らかに違う体格。
こんな身体の人に抱かれたらどうなってしまうのだろうと、何度も想像していた男の肉体が今目の前にあるのだ。
割れた腹筋、厚い胸板、ヘソから下に向かって生え渡る体毛。その全てから〝男らしさ〟を感じる。
香苗 「……」
中嶋が服を脱ぐ姿を、火照った顔でじっと見つめている香苗。
ドク……ドク……ドク……と子宮に熱い血液が集まってきているの感じる。
その感覚はまるで、自分の身体がこの男に抱かれるための準備を始めているかのようだった。
50
目の前であっという間にボクサーパンツ一枚だけの姿になった中嶋。
香苗は恥ずかしそうに中嶋から顔を背けていたが、それでも横目でチラチラと何度も中嶋の身体に視線を送っている。
どうやら香苗は中嶋の股間にある大きな膨らみが、特に気になっているようだ。
中嶋 「最後のこれは奥さんに脱がしてもらいたいけど……ハハッ、まだそれは無理ですよね。」
中嶋はそう笑い交じりに言うと、自らボクサーッパンツに手を掛けて、それを一気に下ろした。
それと同時にブルンッと飛び出した中嶋の男根。
ソファに座って中島の股間にチラチラと視線を送っていた香苗は、中嶋のソレを見て、声には出さないものの、明らかに驚いている様子だった。
……イヤ……大きい……
露わになった中嶋のソレは大きかった。
今ソレは下を向いているから、恐らくまだ勃起はしていないのであろう。
しかしそれでもその大きさ、存在感は香苗に充分な驚きを与えるほどのインパクトを持っていた。
太い陰茎、そしてさらにそこよりも太く大きい先端部分。
それにモッタリと重そうな睾丸を包む袋。
全てが香苗の知っている男性器とは違っていた。
中嶋 「奥さん、別に男の見るの初めてって訳じゃないんだから、そんなに恥ずかしがる事ないじゃないですか。」
ボクサーパンツを脱いで全裸になった中嶋は、自分の股間をまるで見せつけるようにして香苗に近づく。
自分の身体に自信満々といった感じの中嶋の態度は不快だったが、その自信に相応しい男らしい肉体である事は確かだった。
そして香苗の心の中の一部分が、その男らしい肉体に引き付けれている事も確かだった。
中嶋 「それとも、俺のここは旦那さんのとは大分違いますか?」
香苗 「……。」
中嶋 「分かりますよ奥さん、興味あるのでしょう?旦那以外のチ○ボに。」
香苗 「……。」
中嶋 「いいですよ、ほら、触って確認してみてください。どんな風に違うか。」
そう言って中嶋は香苗の手を取ると、自分の股間に導くようにして引っ張る。
香苗の手はそれに抵抗する気配を見せる事無く、誘導されるがままに中嶋の股間に近づいていく。
香苗 「……あっ……」
指先が中嶋のソレに触れた瞬間、香苗は思わず声を漏らした。
中嶋 「握ってみてください、そう……。」
中嶋に言われたとおり、ペニスの陰茎部分をゆっくりと握っていく香苗。
手から伝わってくる柔らかい感触、ズッシリとくる重量感、そして中嶋の熱い体温。
中嶋 「どうですか?どんな感じですか?」
香苗 「……どんな感じって言われても……」
今はもう、横目ではなくしっかりと中嶋の股間を見つめている香苗。
中嶋 「旦那さんのと比べてどうです?違いますか?」
香苗 「……そんな事……聞かないで下さい……」
中嶋 「フッ……いいですよ、その違いは手じゃなくて、これから奥さんのアソコで確認されればよく分かると思いますから。」
……これから……アソコで確認……
中嶋のSEXを予感させる言葉は、火照っていた香苗の身体をさらに熱くさせる。
そして香苗が手に握っている中嶋の肉棒にも、ドックン…ドックン…と血液が集まり始めていた。
香苗 「……ぁぁ……」
中嶋 「はぁぁ……俺も興奮してきましたよ奥さん。」
徐々に膨らみ質量を増していく男根。
元々太かった陰茎はさらに太く、香苗の指が回らない程に。
そして先端の亀頭部分も一段と大きくなり、エラを張り始める。
香苗 「……イヤ……スゴイ……」
香苗の口から思わず漏れてしまった心の声。
中嶋 「こうやって扱いてくれませんか、そうしたらもっと大きくなりますから。」
そう言って中嶋は手を、陰茎を握った香苗の手に重ねるようにして握り、勃起し始めた自身の肉棒を扱き始めた。
中嶋 「こうやって、旦那さんにもした事あるでしょ?」
正直に言えば、祐二の性器をそれ程しっかりと触った事はなかった。フェラチオも、結婚して数年経ったが数えるほどしかやった事はない。
祐二はそこを触られる事や、口でされるのもそんなに好きでないような気がしたからだ。
祐二との交わりはいつも前戯から挿入、射精というシンプルなSEXだった。
香苗 「……はァ……」
徐々に力強さと自己主張を増していく中嶋のペニス。
いつの間にか中嶋の手は香苗の手から離れていて、気付いた時には香苗は1人で中嶋の陰茎をリズミカルに扱いていた。
中嶋 「ああ……気持ちイイですよ奥さん。」
そして中嶋の陰茎がカチコチに固くなったところで、香苗は自然と手を離した。
手を離してから改めて見てみると、そこには凶悪さを感じる程グロテスクな赤黒い男根があった。
ヘソの辺りまで伸びたそれは、若竹のように反り返り、グワっと開いた傘の部分はふてぶてしいまでの威容を誇っている。
そのあまりの威圧感に、香苗の表情はどこか脅えていた。
中嶋 「怖いですか?これから俺に抱かれるのが。」
香苗 「……。」
中嶋 「大丈夫ですよ、奥さんもすぐにこれの虜になりますから。」
香苗 「……中嶋さん……キャッ……」
再び中嶋が香苗の身体をソファに押し倒し、細い脚を掴んで股を広げさせる。
そしてゆっくりと香苗の股の間に身体を入れてくる中嶋。
しかし股を開かれ、いよいよアレをアソコに挿入されるのだと感じた瞬間、香苗の頭の中に一瞬、夫・祐二の顔が思い浮かんだ。
……はっ……祐二……
香苗 「だ……ダメッ…やっぱりダメです……」
中嶋が作り出す世界にもう殆ど流されそうになっていた香苗をギリギリの所で引き止めたのは、やはり最愛の夫、祐二の存在だった。
51
身体はさらなる快感を欲している。でも、夫以外の男性とSEXして良い訳がない。
そう、良い訳がないんだ。
……ダメ……そんな事したら……ダメになっちゃう……絶対後悔する……
たった一本の糸だけでなんとか繋がっていた香苗の理性。
その僅かな理性で、香苗は中嶋と中嶋に流される自分自身と闘う。
中嶋 「今更何を言っているんですか。俺達もう裸なんですよ、小さな事なんか気にせずに気持ちよくなりましょうよ。」
香苗 「……や、やめて……お願いです……」
一生懸命脚に力を込めて股を閉じようとする香苗。
それに対し、中嶋も力で香苗を押さえつける。
中嶋 「ったく、往生際の悪い奥さんだなぁ、さっきまで俺のを興味あり気に握ってたくせによ。」
香苗 「……ダメ……やっぱり私ダメなんです、こんな事しちゃ……ん……」
香苗は薄っすらと汗を掻くほど必死に中嶋の腕の中でもがいている。
しかし今更香苗がいくら力で抵抗しても遅かった。
この男は一度の剛棒を熱くさせてしまったら後には退かない。
発情した野獣は何としても目の前の獲物を喰わなければ気が済まないのだ。
中嶋 「おいおい、あんまり俺を梃子摺(てこず)らせないでくださいよ、いい加減さ。」
香苗 「イヤ……嫌っ……」
中嶋 「ハメちゃえばすぐにそんな迷いは消えるって奥さん、ほら、入れますよ。」
抵抗する香苗を強引に押さえつけたまま、固くなった肉棒を手で支え、その先端を香苗の秘口に当てる中嶋。
香苗 「ああ……ダメです……ホントにイヤ……」
中嶋 「……ん?ハハッなんだよ奥さん、そんな事言いながらまた濡れてきてるじゃないですか。」
パンパンに膨らんだ亀頭を擦り付けるようにして香苗の秘裂をなぞると、そこから新たな涎がだらしなく流れ出てくる。
亀頭が勃起したクリ○リスに当たる度にヒクヒクと蠢く(うごめ)陰部。
香苗の意思とは逆に、身体の方はもう中嶋の男根を受け入れようとしているようだった。
中嶋 「奥さんのイヤらしいオマ○コは早く入れてって言ってますよ。」
香苗 「イヤ……そんな事……ハァ……」
中嶋 「……入れますよ。俺もいい加減我慢の限界ですから。」
依然抵抗の言葉を口にする香苗。しかし中嶋はそれに構わず腰を前へと進め始めた。
中嶋 「あ~入ってく……ほら、入ってきますよ奥さん。」
香苗 「はぁぁ……あっ……ダメェ……ああ……」
かつてない程膣口が大きく広げられていく感覚と、圧迫感。
夫のモノとは違う、太くて大きい他人の肉棒が膣に入ってくる。
一度中嶋の手によって絶頂を迎えた香苗の性器はもう充分過ぎる程解れていたため、特に抵抗感無く中嶋のペニスを呑み込んでいく。
香苗 「はぁ……そんな……アア……入ってきてきちゃう……ん……はァァ……」
中嶋 「あ~ヌルヌルで良いマ○コですよ、結構深いんですね、奥さんのマ○コは。これなら全部入りそうだ……もっと奥までいきますよ。」
香苗 「ぁ……ダメ……ぁ……はぁあああ……」
奥へ奥へと膣を大きく広げるように入ってくる太い男根、香苗の女体はそれに対応するため自然と潤滑液の分泌を増やしていく。
肉棒が入っていく分だけ、限界まで拡げられた口からその愛液がダラダラと溢れる。
そしてついに前に進めていた中嶋の腰が、香苗の腰とピッタリと密着してしまった。
そう、驚いた事に、あれ程大きかった中嶋のペニスを、香苗の女性器は全て受けれたのだ。
中嶋 「ああ……根元まで入っちゃいましたよ奥さん。分かります?俺達が繋がってるの。」
香苗 「ハ……イヤ……これ……ハァ……ハァ……」
この時点で香苗の抵抗はすでに止まっていた。いや、抵抗したいと思ってもできなかったのだ。
まるで太い杭で身体を串刺しにされたような気分。
身動きできない程の圧迫感に、香苗は全身の力を奪われてしまった。
今の香苗の身体は中嶋の巨根を受け入れる事だけで精一杯だったのだ。
中嶋 「奥さん、膣(なか)でどんな感じですか、俺のは。」
香苗 「ハァ……ハァ……壊れちゃい……そう……ハァ……苦しい……」
……はああ……こんなのって……
まだ挿入されただけで動いてもいないのに、香苗の膣はピクピクと痙攣するように震えていた。
熱い……中嶋のモノに大きく拡げられているだけで、まるで激しく運動をしている時のように身体が熱くなってきている。
中嶋 「身体は俺を歓迎してくれているみたいですね、あ~ぁ乳首もまたこんなに固くなって……」
香苗 「ンン……痛っ……ハァアア……ンッ……ああ…ハァ……」
腰を止めたまま、指で香苗の両乳首を強めに抓る(つねる)中嶋。
鋭い痛みの後に、ジーンと溶けそうなほど熱くなる乳首。
中嶋 「本当のSEXを教えてあげますよ、奥さん。」
香苗 「ハァ……ハァ……本当の……セックス……?」
中嶋 「折角女に生まれてきたんだ。これを知らずに生きていくなんて勿体無い。」
香苗 「ハァ……ん……でも……ぁぁ……」
中嶋 「全てを忘れてしまう程気持ちよくさせてあげます。」
香苗 「ハァ……全てを……忘れるほど……」
中嶋 「そう……動きますよ、好きなだけSEXの快楽に浸ってください。」
香苗 「ハァ……ン……でも……待って…ダメ…動いちゃ……動いたら……」
中嶋 「……動いたらどうなるんです?」
香苗 「……ハァ……これ……おかしくになっちゃいそう……」
中嶋 「ハハッ、いいですよ、おかしくなっても。気が狂うほど気持ちよくなればいい。」
香苗 「……あっ……ハァ……でも、待って……私ホントに……ハァ……」
中嶋 「ダメですよ、もう待てません。」
これからどれ程の快感に襲われるのだろうという恐怖感に、香苗は目に涙を溜めていた。
しかしその一方で、祐二では決して教えてくれない本当のSEXというモノの魅力に惹かれている自分がいる。
香苗はこれから本当の女にされるのだ、この中嶋という男に。
中嶋 「奥さん、自分の膝を手で持っててください……その方が気持ち良いですから。」
香苗 「……。」
もう嫌ともダメとも言わない香苗は、ゆっくりと両手を伸ばし、中嶋に言われた通りに自分の膝を抱えた。
中嶋 「そう……股をいっぱいに広げるように……そうです。」
香苗 「……ん……」
ボロボロにされた理性の糸はもう切れる寸前で、頭の中にいた祐二の姿も、今はボンヤリと霞んで見える。
……ごめん……ごめんね祐二……
そして中嶋は香苗の細い腰をガッシリと両手で掴んで、ゆっくりと腰を動かし始めた。
香苗 「ンッ……ンハァアアア……」
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ヌチャ……ヌチャ……ヌチャ……
香苗 「ああ……ハァァァ……んん……ああ……」
ゆっくりと長いストロークで腰を前後に動かす中嶋。
中嶋が腰を突き出すたびに、香苗は身体の奥から押し出すように声を吐き出していた。
最初はあまりの圧迫感に少し痛みを感じる程だったが、数分もするとそれはすっかり消え、今では中嶋の太いモノが膣壁を擦るたびに甘い快感だけが全身に広がる。
……膣(なか)でこんなにも感じるなんて……
隣の部屋で中嶋と交わっていた女性達が、あられもない大きな喘ぎ声を出していた気持ちがようやく今分かったような気がする。
一突ききされる度に起きる快感の波が大き過ぎて、声を我慢する事ができない。
香苗 「ンー……ッハア……ん……あっ…ハァ……」
中嶋 「段々と馴染んできたみたいですね、奥さんのマ○コ。」
香苗 「ゥア……ハァ……」
中嶋 「じゃあそろそろ激しくしていきますよ。」
中嶋はそう宣言すると、腰の動きのピッチを徐々に早く、そして激しくしていく。
香苗 「ハァ……え?……あっ……んー……あっあっあっあっ……ああダメェこれ……ああ!」
中嶋 「奥さん、我慢しないで存分に乱れてみてください。そっちの方が気持ちイイですよ。」
我慢せずとも声は出てしまうが、中嶋の言うとおりに開き直れば、自分はきっと乱れ狂ってしまう。
普段清楚に振舞っている香苗が、そこまで自分を解放するのは容易ではない。
それは自分の人格を自ら破壊する行為。女性はそれを本能的に守ろうとするものである。特に香苗のような女性は。
香苗 「アッアッアッ……!ああ……ンッンッンッンッ……!!」
しかし中嶋のSEXは、その理性を守ろうとする女性の防衛本能さえも破壊してしまう程強烈であった。
中嶋はこの瞬間が一番好きなのだ。
理性を保とうとしても保てない。女が自分とのSEXに理性もプライドも破壊され、快感に狂っていく瞬間が。
それが恋人のいる女だったら尚更良い。
恋人を裏切り、自分とのSEXに溺れる女の姿は最高だ。
恋人への罪悪感を感じながらよがり狂う女の表情。
他人のマ○コ程気持ち良いモノはない。
『お前の女はお前の知らない所で俺のSEXに溺れているよ』という相手の男への優越感。
純粋な愛で結ばれた恋人関係を破壊するという行為は、中嶋のサディスティックな心を満足させてくれる。
そしてこの香苗は、そんなサディストである中嶋にとってはこの上なく最高の獲物であるのだ。
結婚という永遠の愛で結ばれているはずの夫婦。
夫との愛を信じて疑わない人妻を自分のモノにした瞬間こそが、中嶋にとっての至高の時なのである。
中嶋は香苗を一目見た時から狙っていた。
この夫に一途で真面目な女の、夫への愛と女としての理性を、完膚なきまでに破壊したいと。
香苗 「アアッ!アッアッアッアッンン……ンッンッンッ……」
香苗は両手で自分の口を塞いで、なんとか漏れてしまう喘ぎ声を我慢しようとしている。
声を出せば出す程、快感が増していってしまうような気がしたからだ。
快楽と欲望に流されながらも、香苗はそんな風にして小さな抵抗を続けていた。それはやはり結婚という特別な関係を持っている女性の本能であるのかもしれない。
中嶋 「はぁはぁ……奥さん、まだ何か我慢しているんですか?」
腰を忙しく動かしながら、中嶋は香苗に問う。
香苗はそんな問いに対し、両手で口を塞いだまま、顔を真っ赤にして首を横に振っていた。
何を否定しているつもりなのか、恐らくこの夫ではない他の男に抱かれているという現実をどうしても受け入れられずにいるのだろう。
香苗 「んっんっんっ……ンッ……ァ…あっあっ……ンッンッ……!」
中嶋の経験上、今まで交わってきた女達はSEXを始めてしまえば皆我を忘れたように快楽に溺れていた。
香苗もそうなるのは時間の問題である事は確かだが、他の女と比べ、ギリギリの所まで理性を捨てまいと我慢しているのは、やはり夫との愛がそれだけ深いという事か。
激しいピストン運動に揺られる香苗の表情をよく見ると、目から涙をポロポロ流し始めている。
自分の価値観、今までの人生、夫との愛が崩れていくのが悲しいのであろう。
強烈な快感と罪悪感が入り交じって、自分でも感情をコントロールできずに、涙を流してしまっているのだ。
だが、それがいい。
……ああ、この泣き顔が最高なんだよ……
我慢したいのなら、我慢すればいい。
我慢すれば我慢する程、女が快楽の世界に堕ちる時の深さは深い。
……メチャクチャにしてやる……あんたの人生、俺のザーメン塗れにしてやるよ……
そんな事を思いながら、中嶋は腰の動きをさらに激しくしていった。
出典:官能小説
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