還暦を迎えたが、悠々自適な生活などおくれない私は、ビル掃除のアルバイトをすることにして、日曜日にそのビルに集合して研修を受けた。集まったのは6人で、私以外は老婆であった。
1人1フロアーを受け持つということで、トイレ掃除などの研修を受けて翌日の月曜日から勤務にあたった。
男性用のトイレ掃除を済ませ、女性用トイレへ向かう時、年甲斐もなく緊張した。60年生きてきて女子トイレに入るのは、もちろん初めてのことだ。というものの、緊張しているのは当人だけで、背が低く、小太りで、以前はよくオバさんに間違われた白髪の老人のことなど、誰も気になどしないだろう。
この会社は外資系ということで、モダンな作りでトイレの片面が全面ガラス張りとなっている明るいトイレだった。中に入ると6つのトイレが向かい合わせで計12個あり、その内2つが和式、以外が洋式、目を引いたのがトイレの下の部分がかなり空いていて膝ぐらいまである。
私は緊張してモップがけを始めた。若い人はわからなと思うが、外見は劣化していても、心はほとんど若い時と変わらず、特に性欲については私の場合、ほとんど同じであった。
そうこうするうちに、1人目の女性がかなり速足で入って来て、私などに目もくれず個室に入った。
入った途端、’ブリブリブリ~、ブウ~、ボンッ’爆音が響き渡った。
用を足した美人さんは、すました顔で出ていき、後には鼻が曲がるような臭いが残った。
翌日以降、女性用トイレの掃除が楽しみになった。女性は男性よりもトイレでよくオナラをする。
事務室内ではしづらく我慢していてトイレでは開放されるのだろう。若い女性が恥も外聞もなくしていた。
何日か立った後、窓際から2番目の和式を掃除していた時、1番窓際の和式に女性が入って来た。
普通にしゃがんでいる状態でも、隣のハイヒールが見えるほど、欠陥ではないかと思われるほど下が空いている。
私は緊張して身をかがめた。
なんと、なんと女性のオマンコが丸見えではないか。
ほどなく、その割れ目から、しずくがほとばしった。終わった後も女性は動かない。地面すれすれに頭をやるとその女性はスマホを見ていた。顔もチラッと見えた。かなりの美人さん。
私は食い入るようにオマンコを凝視した。窓が全面ガラス張りなので、明るくて良く見える。
私は興奮した。素人の若い女性が股をおっぴろげて座り、その付け根部分を至近距離で見ているので当然のことだ。女性はかなり長い間スマホをやったあと出て行った。
私はその後、数カ月、至福の時を過ごした。