漫画の神様、手塚治虫は、ヒューマニズム溢れる作風で広く知られているが、その一方で、策謀や背徳といった人間の心の闇や犯罪、グロテスクで過激な表現など、そのイメージとは対照的な「黒い」作品も多く描いている。
戦後の田舎社会を舞台に、少女監禁や近親相姦などセンセーショナルな描写も巧みに取り入れた「奇子」は、この作品群の代表作とも言える作品だ。
【物語】
青森県で500年の歴史を誇る大地主・天外一族。村では絶大な富と権力を誇っていたが、終戦後の農地改正法により、その勢いは静かに衰えつつあった。
太平洋戦争から復員した仁朗が帰ると、家には奇子(あやこ)という妹が生まれていた。それは父・作右衛門と兄嫁・すえの間に生まれた私生児だった。兄の市朗が、遺産ほしさに妻であるすえを差し出したというのだ。
『奇子』(あやこ)は、手塚治虫の漫画作品。小学館『ビッグコミック』に1972年1月25日号から1973年6月25日号まで連載された。
手塚治虫の作品の中では、いわゆる”問題作”として分類されるみたいですね。
かなり衝撃的内容の作品。
映画なら「R-15」指定とかにされそう(笑)
天外伺朗(てんげ しろう)
天外家の三男。仁朗の犯罪を告発しようとするなど、天外家では強い正義感の持ち主。奇子の幽閉に憤り、彼女のために尽力していたが、後に成長した奇子に求められて近親相姦を交わしてしまい、以後自らも奇子を求めるようになる。
土蔵に閉じ込められて育った少女は外での変化にも触れず、常識も知らず、無垢で純粋なまま成長します。
そんな少女には世の中の変化も関係なく、何色に染まることもなかったのです。
2019年7月19日(金)から28日(日)まで紀伊國屋ホール、ほか水戸・大阪にて、手塚治虫原作の舞台『奇子(あやこ)』が上演されることが決定した。
https://wikiwiki.jp/comic-story/奇子
https://middle-edge.jp/articles/4d64u?page=4
手塚治虫作品、漫画『奇子(あやこ)』、近親相姦多数
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