地元国立大学2年生の(僕の)姉のバイト先はネットカフェ。
女優の〇〇まき似でツンデレ系の姉のガード役は誰あろう実の弟である僕だった。
今日も自転車をこいで当該のネットカフェに向かう。
「なに。またあんたなの」
『なにはないでしょ。自転車こいで今日も来ているのに』
殺生やで、ホンマ。
「コーヒーお持ちいたしました。(ブースの)扉お開けしてもよろしいでしょうか」
「お姉さんのミルク」
初老の男が声をかける。
「いや」
姉の声が緊迫しているのは男の手にお尻を触られていたに違いなかった。
「警察呼びますよ」
「なに。俺はもう何度もここを利用してるんだよ」
激高して声を荒げる男。しかし、何度も利用していることと姉のお尻を触ることとは何らの因果関係もない。
ほんとに警察が来てくれて男は御用に。
「あんたまだいたの」
ツンデレの姉がそこにいた。