涼⼦は、良い笑顔のまま俺を⾒つめている。パンツの中に射精をしてしまった俺は、恥ずかし
くて涼⼦の事をまともに⾒られない。
「ねぇ、⾒せて。どれだけ出しちゃったの?」
涼⼦は、興味深そうに⾔う。そして、俺が返事をする前に、ファスナーを降ろし始めた。抵抗し
ようと思ったが、もう今さらだ。
あっという間にズボンとパンツを脱がされて、下半⾝剥き出しになった。
「いっぱい出たね。パンツ、カピカピになっちゃうよ」
パンツの中の精液を⾒ながら、涼⼦がからかうように⾔う。確かに、⾃分でも引くくらいの精
液が出てしまっている。興奮と快感の⼤きさに⽐例して、精液の量も増えるのだろうか?
「綺麗にしてあげる」
涼⼦はそう⾔って俺のペニスをくわえ始めた。精液まみれのペニスを、⼼をこめて清めてくれ
る。くすぐったいような感じもするが、気持ちよくてすぐにガチガチにいきり⽴ってしまった。
「元気だね。続けて出来る?」
涼⼦は、上⽬遣いに俺を⾒つめながら⾔う。射精したばかりでも、興奮はまだ収まっていない。
涼⼦の膣⼝からはまだ精液が溢れ出ている。
⾃分の妻の膣から他⼈の精液が溢れ出ているのに、俺は呼吸が苦しくなるくらいに興奮してし
まっている。そして、涼⼦はなにも⾔わない俺にかまわず、さっさと騎乗位で挿⼊してしまった。
他⼈の精液が溢れる膣に挿⼊するのは、かなりの抵抗を感じる。でも、包み込まれるような⽣
膣の感触に、声が漏れそうな程気持ちいい。
「掻き出して。急がないと妊娠しちゃうよ」
涼⼦は、そんな事を⾔いながらなまめかしく腰を動かし続ける俺は、不安で仕⽅ない。もう⼀
度、妊娠する⽇だったのかと聞いてしまった。
でも、安全⽇か危険⽇かなんて関係ない。⽣でセックスをしてしまった事⾃体が、間違いだ。裏
切られたような気持ちと、寝取られた興奮。
俺は、⼀気に射精感が増してきた。そして、下から突き上げるように腰を動かし始めた。
「あっ、アンッ、ケンゾーの、すごく固いよ」
涼⼦は、あえぎ声をあげながら⾔う。本当に気持ちよさそうだが、直道としているときの声と⽐
べると、ほとんどあえいでいないと思ってしまう。
俺は、敗北感にまみれながら腰を動かし続けた。俺のペニスでも、膣に出⼊りすると精液が溢
れてくる。こんな⾵に掻き出して、妊娠を阻⽌したい……。
「いっぱい掻き出してるね。ケンゾーので妊娠しちゃおっかな?」
涼⼦は、楽しそうに⾔う。からかっているのだと思うが、どこか幸せそうにも⾒える。
俺は、しばらく腰を動かし続けた……限界は、ますます近づいてくる。
「ケンゾーのって、細いんだね。いままで気がつかなかった」
涼⼦は、酷い事を⾔い始めた。でも、実際にアイツのものと⽐べると、細くて存在感が感じられ
ないのかもしれない。
「こんなに違うんだ……ビックリしちゃったよ」
涼⼦は、そんな⾵に⾔う。俺は、情けない気持ちになっている。どう考えても、実⼒差がありす
ぎる。アイツのペニスは、涼⼦を簡単にオルガズムに導いてる。
俺は、どう違うのかと聞いた。
「え? 太さかな? あと、奥に当たって押し込んでくる感じも違う。ケンゾーの、届かないでし
ょ?」
涼⼦は、あえぎ声混じりに⾔う。俺のものでも感じているのは間違いないが、こんな⾵に会話を
する余裕がある……。
「直道さんのは、ケンゾーのが届かないところまで、しっかり刺激してくれるよ。太くてゴリゴリ
こすってくるから、すぐイキそうになるの。ケンゾーとは、こんな⾵におしゃべりしながらエッチ
出来るけど、直道さんとは無理。頭真っ⽩になっちゃうもん」
涼⼦は、俺をいじめているような⼝ぶりだ。そして、俺はその⾔葉を聞きながらあっさりと射精
を始めた。
「エッ? 出てる? フフ、ヘンタイだね。あんな話を聞かされて、興奮しちゃうんだね」
涼⼦は、すごく楽しそうに⾔う。
そして、激しい嫉妬を感じながらのセックスは終わった。俺は、⾳声データで聞いた浮気の事を
聞いた。
「え? 直道さんを嫉妬させるために⾔ったんだよ」
涼⼦は、キョトンとした顔で⾔う。本当に浮気をした事はないのかと聞くと、
「うん。ないよ。浮気はね」
と、意味ありげに微笑みながら⾔う涼⼦。俺は、本気の浮気はあるのかと聞いた。
「さぁ? どっちかな? ナイショ」
と、涼⼦はイタズラっぽく微笑む。俺は、涼⼦を抱きしめてキスをした。そして、射精したばか
りなのにいきり⽴つペニスをねじ込んだ。
「あっ、んっ、すごい……続けて出来るんだね。ヘンタイ。私が浮気してたの想像してるでしょ」
涼⼦は、あえぎながら⾔う。さっきよりも、感じているように⾒える。俺がムキになって嫉妬し
ているのが嬉しいみたいだ。
俺は、涼⼦にコントロールされているのを感じながらも、夢中で腰を動かし続けた。
「あっ、アンッ、気持ちいいよ。ケンゾー、すごく固い。もっと奥に……うぅっ、あっ、気持ちい
いっ」
涼⼦は、今までになく感じている。俺は、本当はしたのかと聞いた。いつ浮気をしたのかと聞
いた。
「うぅっ、あっ、んっ、固い、カチカチになってる。そんなに知りたい? ヘンタイ……寝取ら
れ好きのヘンタイ」
涼⼦は、あえぎながら⾔う。本当に気持ちよさそうだが、俺は気になって仕⽅ない。
しつこく聞くが、涼⼦ははぐらかす。そして、
「イクっ、ケンゾー、イクっ、イッちゃうっ、うぁうあああっ!」
と、俺にしがみつきながら果てた。俺とのセックスで、こんなに激しいイキ⽅をしたのは初めて
だ。俺は、ガクガクッと震える涼⼦に、そのまま膣内射精を始めた。
「すごかったよ……気持ちよかった」
涼⼦は、うっとりした顔で⾔う。そして、じゃれたように⽢えて抱きついてくる。俺は、やっぱ
り気になって本当はどうなのかと聞いた。
「そんなの良いじゃん。ケンゾーがヘンタイってよくわかったから、これからはいっぱい興奮させ
てあげる。ヤキモチ焼いてくれるの嬉しいもん」
涼⼦は、そんな⾵に⾔うばかりで結局教えてくれなかった……。
旅⾏がきっかけで、涼⼦と直道はデートをするようになった。それを許す俺にも問題はあるが、
涼⼦は本当に楽しそうに直道とのデートの事を⼝にする。
「明⽇、⽔族館に⾏ってくるよ。ケンゾーも⾏く?」
涼⼦は、毎回俺を誘ってくる。でも、俺が⾏かない事はわかっているはずだ。やめておくと答え
ると、
「フフ、そうだよね。⾊々聞かせて欲しいんだもんね」
と、イタズラっぽく笑った……。
翌⽇、⼟曜⽇で休みなのに、涼⼦は朝から上機嫌で出かける準備をしている。結婚してからはあ
まり穿かなかったミニスカートに薄⼿のニットだ。
あまり⼤きくない胸だが、薄⼿のニットだといつもより強調されて⼤きく⾒える。でも、服装よ
りもメイクが気になる。
明らかに、気合いが⼊っている。可愛らしいナチュラル系のメイクだが、ナチュラル系の⽅が⼿
間も時間もかかるみたいだ。
「どう? 可愛い?」
涼⼦は、⽀度が終わるとそんな質問をしてきた。どこから⾒ても可愛い。涼⼦が可愛いのはもち
ろんわかっているが、メイクと服装でここまで変わるんだなと感⼼した。可愛いよと告げると、
「フフ、ありがとう。デートしたくなった? 良いよ、直道さん断って、ケンゾーとデートして
も」
と、可愛らしい笑顔で⾔ってくる。正直、⼼は揺れる。でも、アイツも予定してるのにドタキャ
ンは悪いよと答えた。
「そう⾔うと思った。なるべく早く帰ってくるから、楽しみに待っててね。ダメだよ、私が帰るま
で⾃分でしちゃ」
涼⼦は、無邪気な笑顔で⾔うと、楽しそうに出かけていった。俺は、なにをやっているのだろ
う? と、⾃⼰嫌悪に陥りそうだ。
しばらくモヤモヤしていたが、結局やる事もないので家を出た。⽔族館と⾔う事までわかってい
るので、⽔族館に向かった。
休⽇の⽔族館……当然⼈は多い。⾒つけられないだろうなと思いながらも、⽔槽よりも⼈を⾒な
がら歩いた。すると、あっけなく⾒つける事が出来た。⼆⼈は、⼿を繋いで歩いていた。
楽しそうに歩きながら、イルカを⾒たりしている。本気のデートだ……あの旅⾏以来、涼⼦は2
回デートをしている。でも、2回とも⼣⽅には帰ってきていたし、セックスはしていないと⾔って
いた。
それでも涼⼦は煽るような事を⾔いながら俺を興奮させ、激しいセックスをした。どうして直道
とセックスをしないのだろう? そんな疑問を感じている。
すでにセックスをしている⼆⼈なので、当然するかと思っていた。でも、涼⼦の報告が本当なら
ば、⼆⼈はあれ以来セックスはしていない。
⼆⼈は、ずっと⼿を繋いでいる。恋⼈繋ぎとかではないが、本当に仲よさそうに繋ぎ続けてい
る。俺は、涼⼦の表情に危機感を感じている。
どう⾒ても、恋する⼥の⼦の顔になっている。楽しそうに笑いながら話し続ける涼⼦……⼼を奪
われているようにしか⾒えない。
俺を興奮させるため……ヤキモチを焼かせるためのプレイだったはずだ。でも、今の涼⼦の頭の
中には、俺はいないと思う……。
俺は、距離を置いて⼆⼈を眺めた。⼆⼈は、順路通りに歩き続ける。すると、⼤⽔槽の前に来
た。ここは、照明も落とされて幻想的な空間になっている。
ほとんどの⼈が⽔槽を⾒ている中、俺は⼆⼈を監視し続けた。すると、直道が涼⼦の後ろに⽴
ち、そっと抱きしめ始めた。
本当に、良い雰囲気だ。恋⼈同⼠の⽢い時間……そう思っていると、⼆⼈はキスをした。さすが
に周りを気にした⽅が良いと思ったが、端っこの⽅でしているので、ほとんど⽬⽴たない。と⾔う
よりも、俺しか気がついていないと思う。
俺は、脚がガクガク震えてきた。想像以上に、⼆⼈は親密だ。セックスをしていないと聞いてい
たので、ちょっと安⼼している部分はあった。
でも、セックスもなくデートをしていると⾔う事が、⼆⼈の本気を現している気がしてきた。⼆
⼈は、周りが暗いのを良い事にずっとイチャついている。何度もキスをして、恋⼈同⼠の時間を過
ごしている。
俺は、やきもきしながら眺めていた。嫉妬と不安……そして、周りに気がつかれてしまうのでは
ないかという⼼配。
⼆⼈は、モゾモゾ動いている。何をしているのだろう? と思っていたら、涼⼦の顔が⼀気にと
ろけた。⼆⼈の腰の部分は密着状態だ。
まさか、ハメている? いくらなんでも、そこまではしないと思う。でも、涼⼦のとろけた顔を
⾒ていると、しているようにしか⾒えない。
⼆⼈は、そんな状態のままキスをする。すると、涼⼦の腰が微妙に動く。回して押しつけるよう
な動きだ……。俺は、どう⾒てもセックスをしてしまっている⼆⼈を⾒て、激しく勃起している。
興奮が収まらない。
でも、さすがに場所が悪すぎる……⽌めないとと思っていると、⼆⼈は離れた。直道は、慌てた
感じで股間をまさぐる。ペニスを仕舞ったのだと思う……。
年下の嫁が俺の友⼈とデートしてキスまでしていた4
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